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すさみの家 塗装工事
塗装工事が始まっています。塗装工事はとかく簡単に考えられがちですが、現実にはそうではありません。何しろ、建物を最前線で守る被膜ですし、仕上げの色はそれひとつで建物のイメージを決定づけてしまうほどにインパクトの大きなものです。諸々の状況や感情が入り交じって、実はなかなかに難しいものなのです。
工事手順も、色を付ければ終わり・・・という訳にはいきません。まずは、色が付いてはいけないところに養生をして、下地調整をして、下地塗りをして、中塗りをして・・・そしてはじめて仕上げ塗りとなります。
養生は出来上がってしまえば撤去してしまうので見えなくなるものですが、これがしっかりできているのとそうでないのとでは、出来上がりに雲泥の差が出ます。細かいところまできっちりと。もしかしたらこの工程が一番時間や辛抱を要する工程かもしれません。
軒裏、外壁と仕上がってくると、ALC面の開口の変更に伴いサイディングで補修したところも目立たなくなりました。
外壁色は地面や風景、それに軒裏の映り込みなどの影響を受けて所々で微妙に印象が異なります。もちろん屋外の明るさによって感じ方も違いますし、直射日光の当たるところとそうでないところなどは全く違う色に見えたりもするので、色の決定に際してはどなたも悩みの多いところです。
すさみの外壁色は白基調の少し黄色味の入った色です。軒裏が黄色いので施工前にイメージしたより全体に黄色みが強く感じます。Dr.コパさんによりますと・・・西に黄色いものを配置しておくと金運が高まるのだとか。そういえば、西にあるピロティ―の天井は全面が黄色です。こりゃあ、ひょっとするとひょっとするかも・・・楽しみにしておきましょう。