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すさみの家 2階床張り
1階の床はほぼ張り終わり、2階の床張りに入っています。張っているのは信州唐松の無垢の縁甲板です。
無垢板ですので良く湿気の調節をします。梅雨時にもべたべたと足裏にくっつくことはありません。冬場も暖かいと思います。そのかわりに既製品のフローリングに比べて板の隙間は季節や湿気によって大きくなったり小さくなったりします。
1階の床張りの時にもご紹介しましたが、板と板の隙間は事前に少し間隔を開けて張っていきます。どのぐらいの間隔にするかは大工の感によるところが大きいです。季節や温度やその日の湿度によって毎回変わります。ですから、スペーサーは厚みの違う何枚かのものを用意しておいて、都度に選びながら挟み込んで隙間調整をするのです。
今回スペーサーをはめる役目を仰せつかっているのは地元の中学生。職業体験にすさみの家の現場に入ってくれているのだそうです。彼の役目は大工指示のスペーサーを挟んでいくことと、張る前の床板の裏にボンドを付けること。頑張ってね!
天井が仕上がるのと同時に煙突囲いの中にも防火の措置が施されました。ケイカル板(防火板)を2重にして四方に貼り込みます。薪ストーブの煙突そのものは断熱仕様の2重煙突なのでそんなに熱くはなりませんが、煙突と煙突囲いの間の充分な離隔距離と、壁の防火の措置で備えは万全です。