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のぞみ園生活介護施設 土工事

土工事が出来ました。この時には基礎の形状に応じた掘方・寸法になっているか、床付けの様子、砕石の厚み・締固め状況などの検査をします。この現場ではいずれも良好でした。

建物自体は木造平屋建てなので、特に大きな建物荷重がかかるわけではありません。しかし、同じ床面積の2階建てなどと比べると平面形状が大きいので、基礎も2間(4メートル)の木軸グリッドに合わせてしっかりと地中梁を組みます。この後は全体に防湿シートをかぶせて、地中梁の下部に捨てコンクリートを打設します。ここまでが土工事です。

軟弱地盤を確認し、地盤改良の指示をした範囲は、指示通りに砕石による地盤改良がなされているか確認し、写真に残しておいてもらいます。

竣工時の事務所検査では建て主にも立ち会っていただいて、見えているところの確認をしますが、建築工事は竣工時に目で見てわかるところばかりではありません。見えなくなるところはちゃんと後日に確認できるように写真に残しておくことが肝要です。土工事や基礎工事など土の中に埋まってしまう工事などは、竣工時に見えなくなる工事の代表格のヶ所なので、特に念入りに経過を残しておくことが必要です。