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すさみの家 間仕切り下地とシステムバス

間仕切り工事が進んでいます。鉄骨部には手を付けませんので、改装工事の間仕切りは全て木造です。

既存の建物では全ての部屋が鉄骨の大梁の下に天井を造っていました。ですから、鉄骨類は部屋内に見えることはありませんでしたが、今回の改装では、高く開放的な天井を実現するため、天井面の勾配にそって上に登っていく勾配天井としますので、鉄骨の大梁よりも高いところにも間仕切りが必要です。

これによって鉄骨の梁やブレースは部分的に露出する部分が出来てきます。これらの各部分は、塗装のみが施されたあらわし仕上げとすることにしています。柱間をつなぐ鉄骨の大梁は潔く塗装仕上げのあらわしとしますが、ブレースなどの小物類はあまり煩雑にならないように、工夫で何とか目立たないものにしたいところです。

システムバスは、間仕切り工事があまり進まないうちに建て込みます。住設機器の中では一番最初に据え付けられる設備機器といえるでしょう。工事が進んでしまうとバスを組み上げる時にかえって邪魔になったり、折角できたところを傷つけてしまったりすることがあるからです。

システムバスにはパネルの壁に断熱施工もできますが、それだけでは心もとない気がしますので、中村設計ではシステムバスそのものを間仕切り部で断熱材ですっぽりと覆うことにしています。こうしておけば湯冷めも違うように思います。