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古民家再生 大阪府堺市 電気設備工事

住宅の設備工事にはキッチンやバスなどの住設機器、エアコンやストーブなどの空調、浄化槽などの各設備があるが、大きくかかわるのは給排水と電気の各設備である。

中でも電気工事は、時期を決めて計画的に現場に入れる給排水工事とは違って、工事が本格的に始まる仮設電力の段階から、工事の進捗に合わた各段階ごとにきめ細かく現場作業を進める必要のある工事である。

1階床が出来上がるまでに床下配線・配管工事、壁ができるまでに壁内配線・配管工事、天井ができる前に天井上の配線・配管工事、建築の最終仕上げが終わった後の器具付け・・・といった具合。

特に断熱・気密層を貫通する場合には特段の注意が必要になる。せっかく大工が細かな注意を払って得た気密層も、配線・配管を無敗慮に貫通させてしまったのでは効果が半減する。私の現場では、各設備ごとに必要ヶ所の気密補修に責任を持つことになっている。

写真は2階床張りに先行して配線・配管を行っている様子。1階の天井がないので、配線・配管類は2階床下地の根太を二重に組んでできたスペースを配線・配管スペースとして利用する。

配線・配管は原則として見えないように施工するが、古民家再生の現場などでは計画的な配管スペースが確保できないことがあったり、基本的に真壁構造(柱や梁が見えている構造)であったりするので、全ての配線・配管を見えないように納め切ることができないヶ所も出てくる。そんなときには、見えている配線類にどんな意味合いを持たせてデザインとして消化させるかの工夫が必要になる。