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すさみの家 外壁断熱工事
諸々の事情で工程が遅れていたすさみの家も、やっとのことで外壁の断熱まで進めることができました。
上の写真は1階の様子。突き当りのライトの向こうの壁は減築に伴い木造で新設された壁なので、100mm厚の断熱材、左側は断熱性能が高いALCの外壁面なので、当初は断熱材不用か・・・と思っていたところですが、思い直して50mmの断熱材を入れたところです。
間仕切りや天井のある部分の下地もだんだんと出来てきています。図面なしで、適時現場で打ち合わせをしながら進めていますので大変です。1階の床・内壁はこの上にプラスターボードを張って仕上げ材を施工しますが、天井の鉄骨部分はこのまま塗装をかけて、それのみで仕上げとするつもりです。
下の写真の2階も断熱工事が進んでいます。1階と同じように、ALC面の断熱材は50mm、木造の外壁部分は100mm厚の断熱です。天井は屋根の野地板の上部で外断熱が施工できていますので、室内側には特に断熱層はありません。2階床部分は下にしっかりと断熱処理が出来た1階がありますので、この部分も特に断熱施工はしません。ただし、階下がピロティ―となるところは風が良く通り各部の温度も下がりがちですから、2階床下にもできる限り断熱処理を追加しています。
鉄骨ALC造の建物は、ALC版に細かな細工が難しいことからか、あちこちに隙間が多く断熱・気密が難しい構造になっています。改装工事として今回この工事に出会い痛感しているところです。