本文までスキップする

読みもの
Article

フィアット600。

ともだちが、新しい車を買った・・・と見せに来てくれました。彼は10年来、次のクルマを探していて、悩みに悩んで、10台を超えるクルマに試乗したそうですが、ある日突然衝動的ともいえる素早さでこのクルマを買ったのです。ちなみに前のフォレスターには20年以上乗っていました。

仲間うちは、彼が10年来悩んでいることをよく知っていて、そんなに決めきれないならタクシーにしろ。維持費は格段に安いし安全だ!・・・と言う者も居たぐらいです。

それにしてもの早業について聞いたところ、これまではエクストレイルかアウトランダーに心が動いていたが、ある日テレビでフィアット600のコマーシャルを見て一目で気に入りディーラーに飛んで行った・・・のだとか。本物を見て可愛さが気に入り、試乗してみて走りが気に入り、その場で決心したとのこと・・・これまでの10年は何だったのだろうと思えるまさかの決断でした。

走り出しの極低速時にはモーター駆動で動くマイルドハイブリッド車。1.2 ℓのターボ付き3気筒エンジンはまもなく回り出して、アクセル開度に応じて軽快に吹きあがっていきます。ターボも付いているので力不足は感じません。むしろ、3気筒のリズムに乗った力感が心地良いです。低速時にはモーターが助けてくれるのでターボのもたつきも感じません。

ステアリングは正確でクイック。その上に操舵力が軽いのでついつい回しすぎるほどです。足回りは、低速で少し硬い目でゴツゴツと路面の凹凸を拾いますが、スピードに乗ってくるとだんだんと滑らかになり、中速以上では乗り心地も、良い・・・と感じるほどです。

眠たげなランプ廻りが、NHKに岡村さんと出てくるチコちゃんに似ている・・・と誰かが言っていたことを聞いてから、何度観てもチコちゃんにしか見えなくなってしまったのだとか。よくよく気に入ったものです。末永くお幸せに!