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雑賀崎漁港 ワタリガニを手に入れる。

このところは大変に暑くて、漁師さんたちも大変だろうとは思いますが、陸の上で人間がへたっているように海の中では魚もへたっているようで、あまりめぼしい漁獲がありません。

大型でよく見かけるのはハモぐらい、後は時たまマダイを見かけるぐらいで、ほとんどが中型から小型の魚たちです。タイ・アジ・ヒイカ・ヘダイなどが代表的なものでしょうか。春にあれだけたくさん見かけた大きなチヌやコショウダイも見かけません。そうそう、アマダイは少量でもコンスタントに見かけます。イカ・タコ・イシダイなんか欲しいなあ~。

そんな中で今回見つけたのはワタリガニ。メスが多く、しっかりと外子を持った大きなものを二つ買って来ました。(ほかにも小型のタイとアマダイを買いました)子供の頃には、釣ってきて家で茹でてもらってよく食べたものですが、このところは機会もなく、久しぶりの出会いです。

水から茹でて約20分。すっかり赤く、きれいに茹で上がりました。タラバやズワイには比べるべくもない大きさで、捌くのにも手間がかかり、小さな身をほじりほじりの地道な(?)食べ方になります。でも、これがこの辺のカニの食べ方で、長年食べなれた食べ方です。塩気によってはちょっと醤油を付けながら・・・美味い!見た目で想像するよりはずっと美味い、懐かしい味です。