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すさみの家 軒裏と外壁下地
良いお天気が続いている間に外壁工事が進みます。屋根や壁の成型は出来てきたので、サイディングや軒裏張りが中心です。
玄関先は屋根と共に少し小壁も出ています。屋根と小壁を足して、外壁から1.5メートルほど出ている勘定です。玄関庇としては丁度いいくらいの寸法です。小壁の部分も大屋根の部分も、軒裏は軒天用の不燃ボードを使用し、塗装仕上げします。
屋根の鼻隠しなどは今のところ木が見えていますが、雨・風・紫外線の強い地域なので、壁の見切りの板金などと同じ材料で包んでしまう予定です。
外壁の一番下には通気層の給気口があります。ここには虫や小さなネズミなどが入らないようにガルバリウム鋼板の防虫部材が付きます。特に気を付けなければならないのが出隅・入隅の部分です。ついつい小さな穴が開いてしまいがちなところですが、写真のように折り曲げて二重にするぐらいがちょうど良いです。ほんの1センチ角の穴からでも小さなネズミなどは入ってくることがあります。
縦桟の通気層は空気の通り道を確保しやすいのですが、横桟の時には注意が必要です。普通に横桟を付けてしまうと空気の通り道が造れませんので、計画的に通り道を造っていくか、写真の桟のように桟自体に通気用の欠き込みを造っておいて、普通に付けても通気が確保できる桟を使うことが必要です。