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府中の家 薪ストーブの煙突掃除。

府中の家は見学や打ち合わせメインの使用で、稼働するのは週末に集中します。そんな訳ですから、常時使う住宅とは少し状況が異なります。それでも、ふたシーズン過ごしたので煙突掃除をしてもらうことにしました。

下からも掃除できるようですが、上からの方が確実で簡単。屋根の上に登って煙突のキャップを外し、チムニーボールと呼ばれる重りの上にタワシをくっつけたような掃除器具を挿入します。

上下に動かしながら徐々に煙突の中を下ろしていくと、ストーブの中にはどんどんと煤が落ちてきて、みるみる間に小山のように積もります。煙突内にこんなに煤がたまっていたなんて・・・思っていたよりよっぽど大量でした。

煤の状態を見るなり、針葉樹多く燃やしていますか?と尋ねられました。針葉樹と広葉樹では煤の様子が違うのだそうです。針葉樹は綿雪のようにフワフワとした煤でふんわりと積もり、広葉樹はもう少ししっかりとした粉雪のような感じなのだとか・・・さすがに本職、ご推察の通りです。

もちろん広葉樹薪の用意もしているのですが、職業柄手に入りやすい建築端材のスギ・ヒノキをもっぱら燃やしていたのです。

針葉樹中心だと問題ありますか?と尋ねてみると、温度にさえ気を付けてもらえば何も問題ない・・・とのこと、安心しました。うちではだいたい200度から250度ぐらいで窯の温度は維持するようにしています。広葉樹は寝る前に入れるぐらいであまり使わずに済ませています。

最後は積もった煤を掃除機で吸い取って、軽くお掃除して終わりです。フワフワした煤ですから吸い込みも早いのでしょうが、それにしてもえらい勢いで吸い込みます。本職の道具はどれもなかなかのものです。ストーブの窯の中も、必要なヶ所の防火壁を外しながらすっかりきれいに掃除をしていただいて、煙突掃除の終了です。

ありがとうございます。これでまた冬を迎えられます。ちなみに、薪ストーブの発火事故はほとんどが煤だまりから、だと聞いています。みなさんも気を付けてください。