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赤木渓水郷 流しそうめん。
今年になって初めて赤木渓水郷に流しそうめんを食べに行きました。いつもは普通に敷地内の駐車場に入れるのに、今年は入り口にガードマンが立っていて、少し先のすごく広い駐車場を指定されました。おかしいなあ~・・・と思っていたら、案の定すごい人だかりです。
こんな行列ここでは見たことない・・・と思いながら、傍らにあった注意書きを見てみると、アユの引っ掛けを体験したい人は並んで自分たちの分を引っ掛けるのだそうです。昨日までは連休でも、今日は平日なのに・・・と思いながら、待ってもいられないので対策を考えます。
お店の方に聞いたら、別にアユは引っ掛けなくても、メニューにアユの塩焼きはあるので出します・・・ということなので、アユの池はやり過ごして席待ちをします。
それにしても、こんなに群れているアユを見かけると野生の本能が目覚めます。引っ掛け竿を出している方々は都会の方なのか、なかなかうまく掛けることが出来ません。ああ、じれったい、そこで、いまだはねて、そりゃあ待っててもかからんでしょうよ、いま、ちょうど良いはねて、ああ~・・・心の叫びが喉元まで出てきそうです。
引っ掛けられるアユはたまったもんじゃないでしょうが、引っ掛ける方には心躍るイベントです。すんでのところで、ちょっとおいやんに竿貸してみ・・・と言いそうになるのをぐっとこらえて池をやり過ごし、奥のテーブルにつきます。
席から見える景色はいつもの清々しい渓谷の姿。やはりこりゃあとんでもなくシチュエーションが良い。たとえそうめんは食べられなくてもこの静寂にだけ浸りに来たいものです。
結局、席に着いて食べ物が出てくるまで小一時間掛かりました。こんなところで長いこと待って、やっと飯にありつくのなら、お弁当持ってあの滝の近くでピクニックがてらにシートを広げた方が良いんちゃうか・・・と次男に言ったら、食べ物の持ち込み禁止・・・と書いてある近くの看板を指さされました。私と同じようなことを考える方もいたんでしょう。