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タコを茹でます。

この度は雑賀崎でタコとイサギを見つけました。どちらも定番のタイやエビなどからすると、雑賀崎では珍しい魚です。

特にイサギは30センチに近い結構な大きさで、しかも大量にありました。船頭さんとしてもイサギの大漁は珍しいのだそうです。ウロコと内臓を取って下処理さえしておけば、お刺身に塩焼きにと、どんなに調理しても美味しいのがイサギの特徴です。残ったものは開きにして、一夜干しのように干しておいても美味しくいただけます。

イサギの話で始まったのに、今回のご紹介はタコの調理についてです。たっぷりめのお水に塩を少々、お茶の葉を入れておくと色がきれいに仕上がります。温度は55度~60度、想像以上の低温で、はじめての時には、本当にこれで大丈夫・・・と心配になったほど。そこに、はじめは足先から付けたり上げたりしながら少しづつタコを入れていきます。こうすると足先からきれいに丸まって、見慣れた茹でタコらしく仕上がります。

前回のタコは、温度については大体の肌感覚で・・・ということで進めましたので、結果的に少し生煮えなところがあって、それはそれで刺身で美味かったのですが、もう一つ満足感が低かったので、今回は凝り性の伸吾さんがしっかりと温度計を用意して、万全の態勢で臨みました。

加熱すること約6分、ここぞ・・・というタイミングで、用意しておいた冷水にポチャン。これで余熱が取れたら出来上がりです。

せっかくの新鮮なタコですからまずはお刺身でいただきます。今回のは、少し生っぽかった前回とは違い、熱の通りもちょうどよく頃合いの刺身になりました。ワサビ醤油でいただきます。

すぐに食べたいもの以外は冷凍保存しておきます。イカやタコは冷凍して置けるのも良いところです。冷凍するときには、足を1本ごとに切り分けてパックに入れておくと使い勝手が良いです。

長男はさっそくタコ焼きを所望します。タコがたくさんあると、これだけで1食分になるほどの量が作れます・・・どうですか?満足出来ましたか?なに、この次にはタコブツが食べたい・・・この気まま者が!