読みものArticle
すさみの家 解体撤去工事 5
連休で仕事は止まっていますが、解体工事は今のところ1階の土間まで進んでいます。写真は減築するところと改装するところの境目、カバンを置いているところあたりに新しくコンクリートの立ち上がりが出来て、その上に木造の外壁が立ち上がり、そこが中と外の界壁になります。
右側のコンクリート土間の上には2階が乗っていますので、この部分は新しくピロティ―のような空間になるわけです。
そのままコンクリート土間を残しておけば良さそうなものですが、2階からの給排水配管の経路として土間を60センチ程の幅で割っています。配管が出来上がった後でこの部分には砂利でも敷こうかと思っています。コンクリートばかりでは息が詰まりそうですし、土間に吹き込む雨水を床下に入れないための干渉帯にも出来そうです。
同じような意味で、コンクリートが続いていた犬走もこの際に撤去してもらいました。ここにも砂利か何かを敷いておきます。いっそ土見にして、小さなお庭や花畑にしてしまうのもいいかもしれません。
1階と同時に2階の解体撤去工事も進んでいます。下の写真はベランダ部分です。どこかから雨水の侵入を許してしまったのか、鉄にくっつけた木造部分が腐ってしまっています。
既存建物の構造図面では、このベランダの床部分に外壁から突き出した写真のような鉄骨は書かれていません。工事直前になって変更されたのかもしれません。不測の事態は古い建物を改修するときにはつきものです。
新しい計画にひと工夫して、全く新しく何かで造りなおす必要がありそうです。いっそ、外壁と同じALCでしっかりと造り込まれていればよかったのですが・・・。
2階の内部は御覧のようにすっかり仕上げ部分は外されて、新しく仕上げが付くのを待っている状態です。まずは、左側のベランダだったところに新しい外壁とサッシを付けて、それから内部の工事にかかることになります。
思ったより手こずっている印象の解体撤去の様子を見ていると、工事は少し遅れて、出来上がりは予定よりも先になりそうです。