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府中の家 金物検査。

家を建てるには公的機関の審査や検査を受ける必要があります。木造2階建ての建物であれば、確認申請を建築前に、中間検査が大屋根が出来たぐらいの時期に、最後に完成検査があって、最低3回(平屋は中間検査がないので2回)の審査を受ける必要があります。このほかに、地域・敷地の各状況・規制に応じた申請、住宅金融公庫や長期優良住宅や性能保証・証明などの審査・検査、瑕疵担保保険の検査や各種の補助金検査などを含めると、ちょっとすぐには計算出来ないほどのたくさんの審査や検査を受けることになります。
設計事務所としても、公的検査とは別に監理者の責任として、基礎の配筋検査や木材検査、筋交い金物検査、竣工時完成検査などを行いますが、今回行ったのは筋交い金物検査です。平屋ではこの時期の公的な検査がありませんので、監理者の検査は大事なものになります。
検査項目は、筋交いの樹種・寸法・位置・形式・方向・金物など、面材を使う耐力壁の材料・釘の規格・位置・釘ピッチなど、それに柱に取り付くホールダウンなどの金物の位置・規格・形式などが主な検査項目です。私の場合、未施工部分や不具合部分はその場で指摘して手直しをしてもらい確認しますが、それが出来ない時には監理記録に書類として残し、後日に手直しの確認をします。
さて、府中の家の検査結果は・・・未施工部分が数カ所あったので、それの手直しを確認して、無事の合格です。ご苦労様でした。