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刈り込み…無残!

少し遅くなりましたが、木の家工房Mo-Kuのオリーブとトネリコの刈込をしました。2本ともにとても強い木で、これまでの過酷な刈込にも耐えてここまで育ってくれました。今年もまたこの季節が来てしまいました。少し強いめに刈り込みますが、木たち、ゆめゆめ私のことを恨んだりすることのないように・・・。

あちこちから眺めながら、ここを刈り込んで・・・これも切ってしまって・・・ここは整えて・・・なんてやってると、みるみる枝ぶりは小さくなっていきます。まあ、全体のボリュームを小さくするのが一番の目的なのでそれでいいのですが・・・。

そこあそこと手を入れていくと、ついつい切りすぎて・・・というのはよくあること。それには充分気を付けていたはずなのに、ふと気が付いてみると、残った枝より切り取った枝の方がよほど多い。

ああ~またやっちまったか!と思いつつも、これぐらいやっておかないと盛期には手が付けられなくなる・・・と自分に言い聞かせます。

次はトネリコ。この木もどんどん大きくなる。1年で1mは育つ感覚。注意しながら枝先の方を切っていると、トネリコは株立ちに見えても1本1本が独立した木だからもっと根元から切っとかないと・・・と奥さんの声。

この声に勇気づけられて、エイヤっと地面から20センチほどで一番気になっている木を切ってしまいました。勢いを得て次はこの枝、さて次は・・・とやっているうちに、オリーブを切りすぎた反省も役立たず、あっという間に御覧のような状況に。

大丈夫、大丈夫。オリーブやトネリコは切りすぎるぐらいでちょうどいい・・・とネットでも言ってましたから・・・とまたまた自分に言い聞かせます。

知り合いの植木屋さんに聞くと、強く刈り込むとその時期の枝の育ちは旺盛になるのだとか。このトネリコには足元にすでに小さな枝が出ていましたから、次世代は順調に育っています。

今は、自分の腕を脇において、生き物との付き合いはすべからく難しいもの・・・と思うようにしています。