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薪ストーブ 大変役に立ってます。
和歌山市の府中の家では薪ストーブが大活躍しています。少し時間はかかりますが、大火力で建物全体を暖めてしまうので、暖まってしまった後は家中どこに行っても至極快適です。
薪は燃えるばかりでなく、炎が無くなって写真のように熾火(おきび)になっても暖かさが続きます。ちょうど焼き肉屋の炭火の状態です。そこそこに薪を入れておくと、炎と熾火で大体1時間ぐらい持ちます。窯の温度は、最高が250度を超えると薪を控え、200度を下回りそうになると薪を追加することにしています。
薪は、いまのところ建築端材が中心です。桧と杉ですが、温度に注意して投入している限りは特に問題はありません。造作材用の目込みの桧などは、広葉樹薪と変わらないぐらいの火持ちの良さです。杉はやはり少し早く燃え尽きます。煤は広葉樹より多いめかもしれません。
現場からはこんな状態でいただいてきます。手刻みの現場ですと、大きな梁(杉)や柱(桧)の端材が出るのですが、プレカットの現場からはあまり大きなものは出ません。そのかわり手ごろなサイズに切れていますから手間なく使えます。現場では基本乾燥材を使っていますので、手間をかけて乾燥させることもありません。気持ちよく焚いていると、一日にだいたい二袋強ぐらい使います。
板類や本当に小さい木っ端はそのままだったり割ったりして焚きつけにします。一番左のバケツに入っているものです。すでにそこそこの大きさになっている端材はそのまま使えます。真ん中のコンテナに入っているものたちです。敷居・鴨居などの桧の端材は使いやすく火持ちも良いので恰好の薪になります。一番右のコンテナに入っているのは柱や梁の大きな端材です。大体は柱を半分にしたぐらいの大きさに割って使っています。
薪ストーブは、薪の準備とお掃除さえいとわなければ、暖房器具として非常に有用です。揺らめく火を見ているだけでも結構楽しい時間が過ごせます。うちの奥さんは暖房費(電気代)が助かるのが一番うれしい・・・と言っています。