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小料理屋の仕入れみたいでしょう。
このところ、お天気が悪かったり、仕事で予定が合わなかったりで3週間ほど行ってなかったら、むやみに行きたくなった雑賀崎漁港・・・行ってきました。
この日はたぶん20艘を超える船が出ていたのだと思います。ひと船にひとつの店が出ますから、こんな人山が漁港狭しと20以上点在しています。写真は一番入り口のもので、近くの船が出なかったのか、このお店だけがぽつんと孤立していました。
3時の販売開始。私たちが付いたのが2時半ごろ。その頃にはもうすでにほぼ売り切ってしまったお店もあったようで、新しい船が付くとその度にその場所にワッと人が押し寄せます。駐車場はこれまで経験したことがないほどに込み合い、道に車があふれていました。
雑賀崎漁港の良いところは、安いこと・新鮮であること・イベント感覚で買い物が楽しいことはもちろん、季節の情緒が感じられるところ。この前まであんなに見かけたアジがすっかり見られなくなり、それにカマスと赤足エビが取って代わりました。タイやイトヨリは今日もたくさん並んでいます。
これが今日の仕入れ。ちょっとした小料理屋さんほどたくさんあるでしょう。これでだいたい家族の1週間分のおかずがまかなえます。タイが10枚、イトヨリが10枚、カレイが3枚。今回初めてなのが3枚の白アマダイと25匹の赤足エビ。
白アマダイと赤足エビは以前から欲しいとは思っていましたが、うまくタイミングが合わず残念していたものです。いずれも塩焼きでいただくつもりです・・・楽しみ。
うちに帰ると早速さばき始めます。はじめて雑賀崎に行ったときに小さなエビを箱いっぱい買ってしまい、下処理に2時間ほどもかかって難儀していた奥さんもこのところは慣れが出てきて、以前のようには苦労していません。私も手伝い始めました。奥さんが鱗を取って、私が包丁を入れる役目です。
魚が続くと、心なしか腹もへこんでいくように感じます・・・ムッ、感じるだけか?