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天然素材でできた家であること。

・天然素材でできた家であること。
木・土・紙・石など、小さい頃から馴染んだ思い出深い素材たちは、有害な化学物質も発散せず、断熱・蓄熱・調湿などの良好な住環境を構築するために必要な性能をバランス良く持ち合わせ、それらで造りあげる変化に富んだ空間は、安心・安全・快適で情緒豊かな生活環境を提供します。
例えば木材は調湿性能に優れ、室内の湿度環境を良好に保ちますから、梅雨時期の床板のべたつきやカビの発生を抑え、冬場の乾燥期には室内に適切な潤いをもたらします。
土や石などが他の建材に比べ圧倒的に優れるのは蓄熱の性能です。この性能は断熱・気密ばかりが偏重される最近の風潮では忘れられがちな性能ですが、空調機器を切った後も蓄えた暖気や冷気を適切に放出し快適を長続きさせるのに重要な性能です。
紙は透湿抵抗が低く湿気を通します。湿気を遮断してしまうビニールクロスで仕上げた部屋では、湿度調整は空調機に頼るよりほかに手立てがありません。しかし、湿気を遮断しない紙を張って仕上げた部屋では、湿気を屋外に排出する建築的な工夫で清々しい空間を造ることができます。
身近に存在する天然・自然の材料は、私たちの快適な暮らしを創るために重要な材料であるばかりでなく、過度な機械依存を和らげ、経済的で環境にも優しい素材だといえるでしょう。