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中村設計メンテ工事の最後は木製デッキの補修。
最後になったのが2階の木製デッキの補修です。実はこのデッキ、今回で2回目の張替え。新築時に張ったのは、きれいで安かったので米栂(厚15)。ですが、この米栂の耐久性は低く、7年ほどで見るも無残な姿になり、次に龍神産の杉板(厚36)に張り替えました。杉の厚板は結構な耐久性を示し、北側と中庭(の一部)デッキで15年、南側は現在も現役で普通に使えていますので18年になりますが、この調子だと20年を超えて使えそうです。ちなみに、今回の張替えに使用したのは龍神産の桧板(厚30)です。
「木は濡れると腐りなどで耐久性が落ちる」と一般に思われていますが、雨風や日光が良く当たる南のデッキで持ちがよく、あまり日の当たらない中庭や北側では持ちが良くなかった訳ですから「木は濡れてもちゃんと乾く状況にあれば持ちが良い」ということです。
ところで、世の中には東南アジアや南米あたりから輸入したハードウッド・アイアンウッドなどと呼ばれる高耐久の木が売られています。これらの材料で造ると30年位はメンテ不要で過ごせるようです。しかし、私は使いたくない。価格は3~5倍ほどするので、ならば30年の間にたとえ1回や2回張り替えても国産材を使いたい。経済的な負担は変わらない訳ですし、山の活性にも地域の経済にも貢献できるのですからその方が断然いい。そして何よりも新しくなったデッキは気持ちが良い。この気分を何回も味わえるのが良い。