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新築住宅には地盤調査が必須。

住宅を建てる場合、少し前までは地盤調査や地盤改良工事は建て主の任意で、する・しないを選択できました。自分の土地に自分のお金で家を建つのに、誰に何を言われることもない、お家が傾いた時には自己責任で何とかします・・・といったところでしょうか。ところが例の あねはの耐震偽装事件 で元受けが倒産して建物の不具合の最終責任を取る所がなくなり困った方が多く出てしまって以降は地盤調査(地盤改良工事)が必須事項になっています。
建築基準法上で義務付けられているわけではなく、例の事件の後にできた瑕疵担保保険にこれがないと入れないのです。瑕疵担保保険は、責任を負うべき元請け業者がたとえ倒産していても保険で何とかしましょう・・・という保険。住宅の建築を請け負った業者は、瑕疵担保保険に入ることが義務付けられますから、結果として住宅建築には地盤調査(地盤改良工事)が義務付けられたのと同じことになります。ちなみに、瑕疵担保保険は請負業者に加入責任がある保険なので、建て主の負担はありません。
ところで、写真の調査の敷地は・・・1メートルほど掘り進むとすぐに岩盤が出ました。しっかりした地盤が確認できて安心ですね。