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ケヤキのテーブル天板。

現在建築中の、土間でつながる家の住まい手さんとテーブル天板を探しに行ってきました。今回用意できたのはスギの1枚天板、ヒノキの3枚はぎ、イチョウの2枚はぎ、ケヤキの2枚はぎの4種類。
スギは80センチ幅の1枚もの、厚みは10センチほどもあります。年輪を数えると…だいたい150年生ぐらいの木でしょうか、長さは3メートル50センチほどまでのところでご希望に応じて。ヒノキはそんなに太い木はないので、いいところを取り繕って3枚はぎで仕上げます、厚み4.5センチほど、長さと幅はご希望に応じて。イチョウも2枚はぎで80センチを超える幅が取れます、厚みは6センチほど、長さは1.5メートルほど。ケヤキは2枚はぎ、厚みは3.5センチほど、長さは1.6メートルまで。
迷われた末に、最終的に選ばれたのはケヤキの天板。節もなく美しい表面は、まだ仕上がっていないので全体的に白い印象。部分的に蜜蠟を塗ってみると・・・水のシミみたいに少し色が濃くなっているヶ所がお分かりでしょう・・・それぐらいの色が仕上がり色です。足は、同じ倉庫にたまたまあった桜の板を使用して、板足とすることになりました。
天然木の家具は同じものは二つと有りません。ですから、原木を確認しながらの過程を踏むことが大切です。さて、どんな仕上がりになるのでしょう・・・納品が楽しみです。