フィットＲＳの次に乗ったのがトヨタ・ヤリス。今、日本で一番売れているクルマらしいですが、生産調整が入って、現在は受注中止になっているのだとか。年明け早々から再発売・・・でも価格が上がるんでしょう？止めといて少し経ってからチョコっと変えて、価格ＵＰしてから出すんでしょう？このところはクルマに限らずみんなそうみたいですね。
話が少しそれましたが、試乗車はトヨタ得意のハイブリッドではなくてガソリン車。トヨタやホンダが得意とするストロングなハイブリッドにもう一つ懐疑的な私はこちらの方が好みです。
エンジンは1,500ccの３気筒。小気味よく回り力感もありますが、３気筒特有の振動と音が元気に伝わってくるので室内はにぎやかです。変速機はCVT、日本車以外はあまり見かけない変速機なのに、ほとんどの小型車が採用しています。カタログ燃費を稼ぎやすいのと安く作れるのが良いところ。しかし、フィーリングは良くありません。低速でのもたつきは大きく、エンジンの回転感と速度がどうも一致しないのです。
室内はそれほど広くありません。前席中心のクルマ造りは、若者向きというイメージなのに、足回りは思ったほど硬いわけではなく、前席の乗り心地は良い方です。ハンドリングにも締まったところはなく、全体に動きがキリッとしません。８０点主義・・・と言われた昔のトヨタのクルマのことを思い出します。