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ホンダ ZR-V に乗る。
ZR-Vはベゼルの一つ上位の車種です。このクルマはシビックのシャシーが基本なので、結構大柄です。そう言えばシビックもモデルチェンジの度に大きくなって、今では寸法も価格も往年のシビックの面影はありません。動力はお得意のe:HEVという名の、モーターとエンジンを使い分けて走るストロングハイブリッド。車体の大きさに見合って、エンジンもベゼルの1,500ccに対してZR-Vは2,000cc。モーターも相応に大きく・強力になっています。
走り出しての印象は、静かで力強くて振動もなくて、ヴェゼルとよく似てとっても快適。ヴェゼルで気になった運転姿勢の問題もなく、サスもヴェゼルよりストローク感を伴って良く動くので、乗り心地も優秀です。山坂道や高速でもよく粘りそうなサスで、長距離も難なくこなしそうな性格です。
車体の動きは少しゆっくりしている印象で、ハンドル操作に合わせてキビキビと・・・というよりは少しおおらかに、という感じなので、スポーティーに走りたい方よりは快適に走りたい方向きのクルマでしょうか。
実は、ストロングハイブリッドに乗るのは久しぶりです。以前に、レクサスの今はなきCT-200hに乗った時には、アクセル開度が一定でも速度が上がったり下がったり・・・そんなこともあって、あまり印象は良くありませんでした。少しの燃料を節約するために、大量の資源を投入するやり方についても賛成しかねるところがあって、ストロングハイブリッドには良い印象を持っていませんでしたが、今回のホンダの2車の試乗で少し考え方が変わってきたことも報告しときます。