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MAZDA 3 に乗る。

スバルに続いてマツダのクルマに乗ってきました。今度のはMAZUDA3、2,000ccの4気筒、ターボなど付いていない自然吸気のエンジンに小さなモーターが付いたマイルドハイブリッドのクルマです。
室内は簡素でも造形にしっかりと力が入っているので、質感は立派なものです。シートの調整もハンドルの調整も問題なく運転姿勢は思ったままに取れます。アクセルはオルガンタイプで左右にオフセットもありませんので、長距離でも疲れが少なそうです。このような基本的なところにちゃんと着目しているのがマツダのクルマの美点です。
走り出すと低速からハンドルの効きは良く、思った通りに走れます。クルマがきびきびと方向を変えてくれるので、見た目のスタイル通りにスポーツを意識した車なのだな・・・と納得がいきます。サスは道路の凸凹によく対応してくれますし、粘り強く地面をつかんで、揺り返しのようなボディーの動きを伝えてくることもありません。車の性格に良くマッチした運動性重視のサスなので、乗り心地はもう少し乗員に優しい方が良い・・・と感じる方もいるかもしれません。
エンジンはアクセルに忠実に反応します。踏み込むと気持ちよく高回転まで回っていきます。これが自然吸気の良いところですが、それを強調するあまりに速度感との乖離が生まれているように感じます。つまり、エンジンはぶんぶん回っているのに、速度が付いてこないように感じるのです。強力なモーターアシストやターボの付いた最近のクルマに慣れた方には違和感・・・と映ることでしょう。