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BMW118iに乗る。

ゴルフ8と同じ日にBMW118iにも乗ってきました。仕様はMスポーツとプレイの2車。どちらも2023年製の中古車で、もとはディーラー試乗車。走行はMスポーツで4,000キロほど、プレイの方は2,500キロほどです。エンジンは同じ1,500ccの3気筒。実はモデルチェンジ前の2018年製ぐらいのFRが欲しかったのですが、2日ほど前にタッチの差で買われてしまったのだとか、私たちにはツキがありませんでした。
先に乗ったのはBMW118iMスポーツ。ハンドルがいかにも機敏で、切った方向に思い通りに走ります。1,500ccの3気筒のターボ車で、そんなに馬力があるわけでもないのに力感は全く文句なく、FFなので前輪でどんどん引っ張っている感じが手にも伝わってくるぐらいに気持ちよく走ります。車体剛性が高いのかクルマとの一体感は高く、FFと言えども、駆け抜ける喜び(少し古いですが)を標榜するBMWのクルマなのだなあ~・・・と感心した次第です。ただし、路面の凸凹を忠実に伝えてしまうストローク感の少ないサスは、乗り心地を悪化させるし疲労の原因にもなると思います。
次に乗ったプレイはいわば標準車です。最近ではこちらの方が人気があるくらいなのだとか。走り出すと、なるほどこちらの方が路面のあたりが柔らかく乗り心地が良い。サスも充分にストロークしていますが、車体の動きが止め切れていません。凸凹を通り過ぎるたびに、揺れが一発では収まらずに大きくゆすられるように感じるのです。クルマとの一体感もMスポーツに及びません。
それぞれに個性がはっきりしているのは良いことですが、帯に短しタスキに長し・・・感は否めません。Mスポーツのしっかりとした走りにプレイのサスの懐深さがあれば良いのに・・・というところです。