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わかやま木の家コンテスト。

10周年を迎えたわかやま木の家コンテストの事務局から、作品紹介の冊子と10周年の記念の盾が贈られてきました。
冊子は参加者に毎年送られてくるのもですが、盾は今回が初めてです。高さが17センチ程・幅が25センチ程・厚さが3センチ程のもの。とっても目込みで色味が良く、年輪を見てみると・・・これは結構な樹齢の相当太い木から作られています。
周年記念ですから、盾はあっても良いようなものですが、それにしても何故突然に・・・和歌山県のホームページを開いてみると、10年間続いていたコンテストの次回の募集告知が今年は出ていません。ということは・・・この褒賞も10年のひと区切りをもっていったん終了(又は中断)となるのでしょうか?事業終了記念の盾なんでしょうか?
木の家づくりに力を入れている私には、わかやま木の家コンテストはとても大事なコンテストでした。10年前の第1回目に最優秀賞(陽だまりの家)を頂いてから、昨年(第9回)の水平線を望む家、今年(第10回)のみどりの斜面に建つ平屋と、合計で3回の最優秀賞を頂く事が出来き、自分たちの仕事がしっかりと地域に役立っていることが確認できたのが大きな収穫です。
誰にとっても、何かの機会に生き方の検証が出来るのはありがたいもの。わかやま木の家コンテストは設計を生業とする私には良い機会でした。同時に、木の家に住みたい・・・と思っている方々には格好の情報提供の場でもあったことだろうと思います。このような顕彰の場がもう一度パワーアップして再登場する日をお待ちしています。