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燃費と運転支援装置 アウディ A4 アバント。

今回のA4 アバントを前のQ5と比べると、200キロほど軽く、幅が約5センチ狭く、高さが約20センチも低い。車重が軽いことは低速で、全面投影面積が小さいことは高速で、それぞれ燃費に好影響を与えるはずですから、どれほどの数字を示すのかは気になるところです。ちなみに、エンジン性能は(ともにディーゼルで)Q5が190馬力、A4は204馬力、トルクは両車とも40kgmほどです。
写真は現時点での積算走行情報。納車されてから2,260kmほど走って、平均速度が46㎞/h、合計で48時間強走って、平均燃費は16.7㎞/lです。体感では、市街地の走行で大体12㎞/l~14㎞/l、高速では18㎞/l~20㎞/lぐらいの感覚ですから、平均値の16.7㎞/lは納得のいくところと言えるでしょう。ひと昔前のクルマからみると随分立派な数字ですが、このところの技術革新、前述の車重・全面投影面積からすると、もう少し伸びて欲しいところではあります。走り込んで、機械が馴染んでくるとまだ燃費は伸びるでしょうから、今後が楽しみです。
安全・快適装置では特にACC(オートクルーズ)とレーンキープ機能が賢くなったように感じます。高速道路に入るとACCはほとんど入れっぱなしにしています。これまでは加減速に少し敏感すぎるところがありましたが、今度のはとても自然で、停車速度に近くなる料金所などでも安心して任せておくことができます。レーンキープ機能も同じで、これまでのものは少し寄っただけで不快なほどに反応しましたが、今度のはまずワーニングで知らせて次に優しくハンドルに干渉してきます。どちらもあまり強くなくて自然なので、不快に感じることはありません。また、センシングの方法が変わったのか、これまでのは真っ直ぐに走っているのに、ハンドル操作をしてください・・・とうるさいぐらいに警告が出ましたが、今度のはまるでそれがありませんので、ストレスが随分違います。
ほんの少しの間に、クルマはどんどんと進化しているようです。