遅くなりましたが、A４アバント40 TDIクワトロ Sライン・・・という車種・グレード名を少し分かりやすく解説すると、縦置きエンジンのワゴン形式のクルマで、2,000㏄の４気筒のディーゼルターボエンジンを積み、４輪駆動のスポーツ仕様のクルマである・・・ということです。アウディは車種名でそのクルマの内容がほとんどわかるようになっているので便利です。
車種名では特に触れられていませんが、マイルドハイブリッドでもあります。しかし、12Vであることから、あまり強力なモーターが積まれているわけではなく、その恩恵は主に高速の低負荷時の走行や、信号ストップなどのエンジンの入り切りなどの、省エネのためのエンジン制御に使われているようで、通常の走る性能面でモーターの力強さを感じたりすることはありません。
私は元来、少しの燃料を節約するために、エンジンとモーターの２系統の駆動系を持つ、資源を大量消費するようなストロングハイブリッドには、自分の目の前での燃料消費さえ少なければいい・・・的な偽善のニオイを感じていたところなので、たとえハイブリッドでも、電動機能はあくまで内燃機関の補助、これまでの技術も新しい技術も同時に駆使して人と環境にやさしく・・・的なマイルドハイブリッドの方が現時点では納得しやすいです。今後に電気と資源の問題が解決されて、あるいは水素やバイオなどの代替え燃料で、相変わらず元気にクルマが走れるような時代が来ることを願っています。