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計画用紙を使って。

計画用紙を使って一番多く行うのが平面計画と構造計画です。
例えば木造2階の住宅だと構造計画だけで、基礎伏せ・1階床伏せ・2階梁伏せ・小屋伏せ・屋根伏せ・・・とざっと5枚のスケッチを描きますが、こんな時に計画用紙が役立つのです。この用紙の良いところはスケールが合っている上に和紙で出来ているので、下のスケッチが透けて見えるところ。基礎を書くときには平面計画を下敷きに書けますし、1階の床伏せの時には平面を下敷きに書いた基礎のスケッチを下敷きにかけるのです。もちろん、1階の床伏せに重ねて2階の梁伏せを書いたり、反対に重ねて梁掛かりを確認したり、平面との整合性を確認したり、時には全部を重ねて全体の検討や確認をしたり・・・とっても重宝に使えます。
若くて仕事の少なかったときには、作ってしまった量に後悔もしましたが、あれから30有余年・・・いやあ~、準備は出来るときにしておくものだ・・・と今になって考え直しています。