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小窓の力。

暑い・・・このところは大変に暑い!毎日毎日、異常気象だ~・・・とテレビをはじめとするマスコミでやられるので、ますます暑く感じます。この暑さに人の関与がどれほどあるのか・・・という議論はひとまず置くとして、とにかく暑いことには変わりがありません。
暑い空気は高いところに昇る。だったらお家の中で一番高いところに窓を付けて、そこから抜いてしまえばいい・・・と常々考えていて、できる時にはそれを設計の場で実践しています。
今回の写真の小窓は 府中の家 のロフトに付いている熱気抜き用の小窓。先日、何日かぶりに 府中の家 に入ったところ、蒸し風呂のように暑かったので、まずはと思ってこの窓を開きました。すると、なんということでしょう、こんなに小さな小窓なのに、かつて経験したことがないようなたくさんの風が吹き込んできてたちまち部屋はさわやかに・・・とテレビのビフォーアフターの解説のようなことを経験しました。
小窓は大きな窓に比べて風の流速が早くなる傾向にあります。もちろん風には入り口と出口が必要だし、空気の動きには窓の高低差も必要ですので、そこのところの諸々の設計・設定がうまくいくと今回のような体験をすることになるのです。
こんな小さな窓なのに、効果のほどは体験済み。まさに、高いところの小窓の力おそるべし・・・というところでしょうか。