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アウディ A4 35 TFSI S line
今回も愛車がメンテに入った合間に台車が出ました。A4 35 TFSI S lineという車種。つまりは、2,000ccのガソリンエンジンを縦置きしたFF車(前輪駆動車)で、スポーティーな仕様のクルマ。以前に同じ35のS lineという車を借りましたが、前回との違いは今回のクルマがガソリンエンジン車であること。(前回はディーゼルエンジン車)2車の違いは、エンジンの違い。
走り出してまず感じるのは、エンジンの回転感が細やかでスムーズでアクセルに即応すること。最近のアウディのディーゼル車はガソリン車と変わらない・・・ぐらいに思っていましたが、やはりこの辺はガソリン車に一日の長があります。150馬力しかなくて、トルクも27kgmほどですから、A4の中では一番非力な仕様。でも、そんなことは普通に走っている限り一切感じさせません。
ディーゼル車と比べると、エンジンだけで40キロ前後も軽いので、鼻先の軽さが気持ちいい。その分サスペンションもスムーズに動いて室内は快適です。クルマにとって車重や重量バランスがどれほど大きな要素であるのか思い知ります。クワトロ(4輪駆動)のディーゼル車と比べると150キロも軽いのですから、走りが軽快なのは充分に納得のいくところです。
アウディと言えばクワトロ(4輪駆動)ディーゼルは出来が良い・・・とすぐイメージしますが、軽量なFF(前輪駆動)とガソリンエンジンの良さが存分に生きたこのクルマには、良いまとまりだなあ~・・・と感心した次第です。
問題は燃費。街中を走った段階では、ディーゼル車の大体3割減くらいの数字でした。さて、高速道路ではどうなのでしょう・・・と思っていたところ、ディーゼルエンジン車とあまり変わらない数字を示していたのを見て、又々感心。
A4の中では最もベーシックで低価格なこのクルマが、普段使いには実は一番のオススメかもしれません。