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アウディA3 advanced 30 TFSI S tronic。

Q5をメンテに出したところ、A3が代車に出ました。今回のグレードはセダンのadvanced 30 TFSI S tronicというもの。つまりは、スポーツというよりはフォーマルで、排気量は1000cc、ターボ付きの110馬力・200Nmのトルクの仕様で、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)のモデルです。以前にもレポートしたことがあるように思いますが、今回も一応感じたことを書いておきます。
たったの1000ccで驚きの力を絞り出すこのモデルは、走り出しても排気量が1000㏄しかないことなど感じさせません。エンジン音静かに普通に走って、力の不足は特には感じません。その気で観察すると、低速ではやはり力感がないなあ~・・・とか、アクセルを踏み込んだ時に力感がないなあ~・・・とかは感じることがあっても、1000ccのクルマでそれは贅沢・・・と言われればその通りのような気もします。
車内は静かでエンジン音は意識させませんが、タイヤの走行音は少しします。ハンドリングはそんなに機敏ではなく、いい加減にリラックスして運転できます。このクルマは、登場の時に評論家諸氏に絶賛されていましたが、その通りの出来の良さを感じます。ただし、ただしですよ・・・ひょっとすると前にも書いたかもしれませんが、だからと言って、積極的に選びたい車でもないように思います。アウディというブランド名ときれいなフォルムが欲しい方以外には、特にアピールするところが見当たらないのです。優秀なだけでは満足できない。いやあ~クルマづくりは本当に難しい。