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今年も赤木渓水郷は気持ちよかった・・・が。

年に1度か2度しか行きませんが、行くたびに気持ちいいのが赤木渓水郷。大塔村の赤木渓にある流しそうめんのお店です。席からの景観は御覧のような水辺の景色。景色だけでなく、音も清涼感も・・・五感全部に清々しさを伝えてきます。
いつもと変わらぬ景色の中で、ただ一つ変わったのがアユの水槽の隣にある調理場。これまでは掘っ立て小屋に毛が生えたような(失礼)施設だったのに、今年は立派な木造建築物に代わっていました。広くて、衛生的で、建物としてはこちらのほうがずっと立派なのは間違いないのですが、どうもこの場のシチュエーションに合っていない・・・と感じるのは私だけではないでしょう。ああ~壊れかけた(これまた失礼)壁さえもろくにないあの調理場で、にこやかにアユを焼いていたあのおじさんが懐かしい。
その場がどんな環境であるのか、その場で何を感じたい(感じさせたい)か、トータルで調和は取れているか・・・ただただ立派であれば良い、という訳でもないのが建物(設計)の難しいところです。