本文までスキップする

読みもの
Article

あしたのジョー。

薪ストーブを触り始めてからめっきりと少なくなっていたオンデマンド番組視聴が、このところの温かさとともによみがえってきました。今回は何にしようかなあ~・・・と探していると、懐かしの あしたのジョー のタイトルが目につきました。私たちが子供のころに放映されていて、当時は熱狂的に受け入れられた番組です。当時は・・・と書きましたが、実はたぶん今でも(私に近い年齢には)熱狂的に受け入れられている伝説の漫画です。
50年以上前のアニメなので、画面には当然時代を感じます。しかし、そんなことを何事もないように飛び越えられるのもアニメの良いところ。そんなことより、観始めて一番違和感を感じるのは主人公の矢吹丈の性格です。少年院から帰ってきてからはやっと人の感情のようなものが少し見えてきますが、それまでは全くの狂犬です。強さがすべて、生まれ持った強力な暴力をバックに、思いのまま・本能のままの振る舞い、あれでよく周りの人間から慕われたものだ。私なら全くお近づきになりたくない・・・と、今となっては驚くばかり。このへんが天下泰平の今の時代との違いなのでしょうか?後半には懐かしの場面が目白押しで違和感は少なくなって楽しくなるので、観るなら少しの辛抱が必要です。ああ、そうそう、力石徹は尊敬すべきいい男です。