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現場調査 Ⅱ 印南の家

天井裏の梁組は、東西方向に建物全体を貫く牛木(丸太梁)が架かり、その上に南北にかかる丸太梁がのり、さらにその上には牛木と同じ方向に馬木を組み上げる、という紀南地方では伝統的な梁組である。
梁組は間取りに優先して、構造的に必要なヶ所に架けられ、しっかりとしていて安心感がある。ただし、屋根瓦からは漏水もあるようで、天井裏にもかかわらず、雨水を受けるバケツが用意されていた。