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印南の家

お話をいただいて、はじめて訪ねたのは2022年の10月。
当初は、子供さんたちの成長に伴い、ニーズに合わせて既存家屋の改修をしたい・・・というご希望であった。
既存家屋は、古民家の部類に入る年代の母屋の、東側と西側に増築部分がとりついて、広さは充分である。屋根も壁も内装も庭も立派で、建物としては特段の改修も必要ないように思えたが、ご要望を伺っていると、やはり使い勝手には手を入れる必要がありそうだった。