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府中の家 街区の入り口には桜並木。
府中の土地が気に入ったのは、東側の水路の他に、きれいな桜並木も大きな要因です。道路脇に桜の老木が並んでいるのは承知していましたが、春にたまたま行った時にはごらんのような満開の桜・・・これがとってもきれいだった。
ほぼ真北に少し上ったところにある府守神社の門前の桜並木が街区の入り口まで続いているのです。住宅街に開発される前には、このへんの土地は神社の門前町だったのでしょう。南北に延びる長い参詣道の真ん中あたりを加太から紀の川市に続く旧の幹線道路が東西に貫いてしまって、分断された南側一帯が住宅街になった・・・という感じでしょうか。ちなみに、この道を真っ直ぐに下っていくと(南下していくと)県立の盲学校に突き当たります。突き当たりを左に折れて、50メートルほど進んだところ、盲学校の道向いにあるのが今回敷地です。
住宅街そのものは50年以上前に開発されたようで、現在の感覚で言うと少し大きい目の区切りになっています。最近の開発地が50坪前後に区画されることが多いのに比べて、ここではいずこも80坪前後はあるでしょうか。建っているお家も大きめです。区画に伴って、道路も広いめ、全体にゆったりとした雰囲気も気に入っています。