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府中の家 照明計画。

基本プランや構造計画などと同じ様に、電気や水道などの設備計画もスケッチで示して、後に製図します。これは照明計画のスケッチ。どこにどんな照明を幾つ付けて、スイッチはどこに回すかの具体的な指示をします。もちろん照明器具の品番も具体的に伝えます。
柱や梁の木構造があらわしとなる建物では、施工後の変更・手直しが困難なため、器具の位置や形式などの詳細を事前に決めておくことが大事です。同時に、配線の計画も打ち合わせます。あらわし構造の建物では、配線・配管が構造体を避けて配置されるため長くなりがちです。そこに見えている天井の照明器具のスイッチが、遙か向こうの壁経由でないと配線できない・・・みたいなことが日常的に起こるので、線や管などの材料も大壁の家(柱や梁が見えていない家)の倍ほども必要になります。その辺のところがちゃんと理解できている会社(職人)と、しっかりと意思の疎通を図りながら段取りを進めていくことが大切です。