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筋交いは経済的で大工も使い慣れているが、力が上下の2点に集中してしまうし、施工精度も性能に影響を及ぼすことがある。対して面材は、筋交いより高価ではあるがたくさんの釘を打つので力を分散して受け止めることができ、施工精度による性能のばらつきも少ない。耐力壁は筋交いと面材を適材適所で使い分ける。 この住まいでの使い分けのキモは「透湿抵抗」である。 外壁面の湿気を良く通したい壁には筋交いを使用し、内部で湿気の出入りには関係ないところで面材を使った。