
屋外配管

給排水設備の屋外配管は、足場を組み上げる前に行います。
屋内へ入る配管は基礎スラブに打ち込まず、基礎立ち上がりを貫通させて、屋内では基礎スラブの上の配管とします。
こうしておくとメンテナンスを容易に行うことが出来ます。長期優良住宅の維持管理対策などにも採用される方法です。
給排水設備の屋外配管は、足場を組み上げる前に行います。
屋内へ入る配管は基礎スラブに打ち込まず、基礎立ち上がりを貫通させて、屋内では基礎スラブの上の配管とします。
こうしておくとメンテナンスを容易に行うことが出来ます。長期優良住宅の維持管理対策などにも採用される方法です。
敷地内排水に、透水パイプを施工します。
グラウンドなどの排水に使われる配管で、側溝の代わりに地面へ埋め込むため、目立たずに排水することができます。
敷地内に落ちる雨水を集めて排水することで、水はけをよくする計画です。
先日から用意していた、基礎の上にブロックを積んでいきます。今回はスタンダードなコンクリートブロックを用意しました。
本体建物は基礎コンクリートの養生中ですので、上棟に向かって足場を組み始める前に塀工事を進めます。
工種の違う工事が現場の様子を確認しながら、並列で工事を進める段取りは、工事全体の工期を短縮するのに効果的です。
コンクリート養生期間に外構工事など、建物周辺の工事を進めています。
写真は、敷地をぐるっと囲む塀の材料を搬入しています。
上棟のための足場が建つと、足場が解体される工事終盤まで、周辺の工事に入れなくなるので、今の期間に施工します。
内部型枠も取り外され、基礎工事は完了です。
これから上棟までは、コンクリートの養生期間です。
コンクリートは打設後1週間で、設計強度の約70%。3週間で、設計強度通りの強度が発揮されます。
そのため、中村設計では、3週間以上の養生期間を設けるように心掛けています。
ちなみに「雨の後、基礎に水たまりができているけど大丈夫?」…とのご質問をよく聞きますが、大丈夫です。
コンクリートの原材料は水と反応して硬化するため、湿潤な環境で養生したほうが強度は高くなります。
木材検査の際には含水率に気を付けています。
含水率が高いと変形や収縮、カビの発生などの問題を起こしやすくなります。
伐採前の木は、含水率にして100~200%ほどの水分を蓄えていますが、材として使用するには、30%以下にまで乾かす必要があります。
そのため、天然乾燥材を用意する場合には、長い乾燥時間と林業家のノウハウが必要になります。
写真の材の含水率は16.5%、加工前の天然乾燥材として優秀な数値です。
柱材には背割り(切り込み加工)を入れます。
木材は一定の割合まで乾燥が進むと、変形や収縮などが起きます。
天然乾燥は表面から乾いていくので、割れの出やすい乾燥方法ですが、背割りを入れることで背割り部分に収縮する力を集中させて、部材表面に出てくる割れを少なくしています。
ちなみに、人工乾燥材は表面を先に乾かすので、割れは表面よりも内部に集中する傾向があります。
木材は龍神の林業家から、天然乾燥させた紀州材(龍神材)を直接納品してもらっています。
赤みががった色味や、目込が良い(年輪が細かい)、真っ直ぐで狂いが少ない(曲がりが少ない)、強度・耐久性に優れている、などなど…紀州材、特に龍神材は家づくりに向いた特徴を有しています。
これらの特徴に加え、香りや腐朽菌に対する抵抗力など、本来の能力を生かすために、天然乾燥にこだわっています。
加工に先立ち、搬入された木材(構造材など)の検査を行います。
木材検査では含水率、樹種、寸法、色味、目込、傷、クサレ、虫食いなど各項目を検査します。
いずれの項目も問題なく、木材検査は無事合格です。
色味がよく、目込がしっかりしている良材が揃っていました。
1回目に打設した外周部コンクリートは、充分な養生期間が取れたので、型枠を取り外します。
型枠を取り外した後、基礎の外周部周辺は、土工事の際に堀った土で、地盤の高さまで埋め戻します。