
低木・灌木を植える

府中の家の工事で最後まで残っていたのが植栽工事。
大きいのは本職に植えてもらって、低木・灌木の類を自分たちで・・・と思っていたが、結局は手伝ってもらった。
今回植えたのはナンテン・千両・万両・ヒイラギナンテン・アオキなど。
これで工事としては一通り出来上がり。やっと肩の荷が下ります。
府中の家の工事で最後まで残っていたのが植栽工事。
大きいのは本職に植えてもらって、低木・灌木の類を自分たちで・・・と思っていたが、結局は手伝ってもらった。
今回植えたのはナンテン・千両・万両・ヒイラギナンテン・アオキなど。
これで工事としては一通り出来上がり。やっと肩の荷が下ります。
当初は、庭全体が土の土間で、所々に木を植える雑木の庭を造る計画であったが、それでは見る見る間に雑草が生い茂ってしまう・・・という意見もあり、植え込み部分は少しの石で区切って、大部分は砂利を敷くことにした。
砂利は産地によって色が少し違う。今回敷いたのは田辺から持ち込んだもので、水に濡れて表面の泥がとれると黒くなる。前回建物際に敷き込んだものはそれより幾ばくは白い。境目を少し混ぜ返すとあまり気にならなくなった。
中・高木は本職にお願いしたが、低木・灌木はこれから自分で・・・と思っていたが、見学会を控えて日程もタイトになり、これも本職にお願いすることにした。
ただし、設計は自分でした。いつもは図面で示すが、見慣れていない職種の方には現実感がないので、地面に直接要領を書き込んだ。
現場を眺めながら、ああでもない・こうでもない・・・図面を作るより楽しかったが、体力的には大変だった。
植栽が終わってすぐに・・・本当にすぐに、鳥が来た。不案内で何という名前の鳥かは分かりかねるが、今もよく飛んで来る。たいがいは、つがいで来る。
まだ虫が居るわけでもなく、花が咲いたわけでもなく、実がなったわけでもない。ただ、少しの緑を用意しただけである。
鳥たちはたくましい。見ていると心が和む。もう少し緑を追加してあげようと思う。
駐車場に砂利を敷く。
カーポートの下は雨が降り込むことも少なく、雨水の心配をすることもないのでコンクリートを打設して洗い出しで仕上げた。
露天の駐車場にコンクリート打設をしてしまうと雨水の計画的な排水が必要になるし、コンクリートの照り返しも暑い。元々雨水はその土地に降っていたものなので、砂利敷きで地面に返すことにした。
府中の家の開口部(サッシ類)には、断熱対策として基本的に紙障子を建て込んだが、特に外を見たいところにはシェードカーテン、小窓類にはロールカーテンやブラインドと適材適所で使い分けた。
写真は脱衣場にある勝手口にブラインドを付けているところ。裸になる場所なので、室温には特に気を遣ってブラインドは断熱仕様。立体的に作られた空気層を持つ断面の両側にレールがあって、ブラインドと開口部枠の隙間を最小限にした、断熱・気密の性能に優れた品物。
植栽工事は職人が人の手で・・・と、いかにも手作業が似合いそうな工種であるが、現実にはダンプで土を搬入し、重機を使いこなし・・・想像よりもよっぽど近代化されている。
結局この日には高木が7本と中低木が6本ほど植えられた。真砂土を搬入しての整地作業も伴ったので結構な量の工事であったが、夕刻前には終了した。
次の日に選定や添え木などの作業を行ったが、低木・灌木類を配置しての仕上げは来月に入ってから。
新築建物は、それだけでは何か物足りない気がするものであるが、緑が入ることで印象がずいぶんと変わる。
府中の家でも東の庭と玄関先に少し植栽を施した。
写真はヤマボウシを植えているところ。ヤマボウシは落葉が一般的だが、この木は常緑のもの。
今回は、ほかにも紅葉やキンモクセイなど紅葉落葉樹・常緑樹などを取り混ぜて植えてもらった。低木類は自分たちで暇を見ながら足していく予定。
建築工事が落ち着いたので、電化製品などの備品の搬入が始まった。
写真は洗濯機の設置が出来たところ。上部にあるのはガス衣料乾燥機の乾太くん。ちなみに、うちの奥さんは、これが一番役に立つ家電だと言っていた。
府中の家は熱源にガスを選択した。当初はランニングコストの安い電気も検討したが、これだけ電気料金が上がると、ガスという選択もありだと思う。
各部屋の使い勝手の想定に準じて、いくつかの家具を追加制作した。
中央のケヤキのテーブルは前回にご報告したが、今回追加したのは壁際にある本棚。2.2メートルの高さで1.5間(2.7メートル)の幅である。
玄関を入ったところにあるこの部屋は、建物見学者や宿泊希望の方たちとの打ち合わせなども行いたいと思っているので、資料棚のつもりである。