今日の現場からdiary

本脇の家

  • 住宅
  • 2階建て
石工事 Ⅱ

石工事 Ⅱ

仕上

玄関建具下部の敷居や隣接柱の束などの、加工精度を要求される部分には磨き仕上げしたものを使う。
材質は玄関ポーチ段鼻などと同じ御影石(花崗岩)の金錆色。
木材下部に石を使用するのは、雨水などを吸い上げて木部の腐りなどが発生するのを防ぐため。

石工事 Ⅰ

石工事 Ⅰ

仕上

玄関ポーチなどの段鼻部は、日常的に靴で踏まれるヶ所にあり使用環境が過酷なので、硬い御影石を使用する。
石の色調は木の色に合わせて金錆色を選択した。大きさは300×600×60ほどのもの。寸法採りは手加工に任せているので、機械加工のようにぴっしりとはならない。割り肌のラフな仕上げと共に手造り感覚を大切にした。

内装下地

内装下地

仕上

内装下地はそれぞれの仕上げ部材によって張り分ける。
タイルやキッチンパネルの下地はケイカル板、和紙下地はプラスターボードである。
造り付けの棚などは下地を張る前に構造材にしっかりと止め付ける。

雨戸鏡板

雨戸鏡板

仕上

外壁の開口部にはアルミサッシが入っている。その場合の雨戸の鏡板は、スティールやアルミのものを使うことが多いが、私は木で造ることが多い。
既製品のアルミの雨戸枠を利用して、木製の鏡板をたて込む。押縁も杉で製作する。仕上げは透明の木材保護材である。
開口部廻りの木枠と、この木製鏡板で、木の家の外観が随分とそれらしいものになる。

軒樋・縦樋

軒樋・縦樋

仕上

軒の樋と縦樋は塩ビのものを使用した。色はサッシ色に似たようなものを選択。
軒樋は、洋風に仕上げたいときには角樋、和風に仕上げたいときには半丸のものを使うことが多い。
他にはガルバ製のものも使用するが、この現場は海にも近いので塩ビ製とした。

土塗り風の壁仕上げ

土塗り風の壁仕上げ

仕上

焼き杉板の上部の外壁はサイディングの上に吹き付け塗装を施して塗り壁風に仕上げた。
左官の湿式工法(塗り壁)としなかったのはクラックのリスクを避けるため。
材料の選定さえ誤らなければ、塗り壁と同等の質感の壁が出来上がる。

板間の壁

板間の壁

仕上

板間の中でも、子供室として使用するような部屋の壁には杉板を張ることも多い。
湿気調節が出来ること以外に、子供達のタフな使用環境に耐えるには壁にこのくらいの強度があった方が良いこともある。また、ポスターや予定表を貼るときのテープや画鋲などの使用も自由になる。
左上、三角部分の上部壁は子供達の手も届かないので和紙貼りとする。天井は斜めに張った化粧野地板あらわしの仕上げである。

仕上げを選ぶ

仕上げを選ぶ

仕上

各部の仕上げは、材料・やしあげ程度などを設計時点で指定しておいて、色や質感などの詳細を現場進捗に合わせて見本を現場に持ち込んで建て主と共に決定する。
写真は壁・天井の仕上げとなる和紙を選んでいるところ。似たように見えても各々個性があり、決定には建て主と共に頭を悩ます。

家具工事

家具工事

仕上

ほとんどの家具は木製にて現場製作して造り付けた。
写真はキッチンの下部の箱を組んでいるところ。この箱にシンク・人工大理石天板・コンロなどの住設機器を組み込んで仕上げる。
内部の隅々まで天然の無垢の木材で製作するので、木の家の興をそぐ化学薬品のニオイなどしない。他の製作家具についても同じである。

通気桟

通気桟

仕上

杉板を張った時点で結露やカビの発生などの心配は激減するが、押入などの荷物がたくさん入って空気の動きが悪くなることが予想されるヶ所では、材料選びと共に工法においても工夫をこらす。
写真は押入内部の様子。
荷物が入っても壁の突き当たり壁の空気が滞らないように、通気桟を施工している。中段や枕棚などはスノコ状に板を張る。