今日の現場からdiary

土間でつながる家

  • 住宅
  • 2階建て
竣工

竣工

完成

台風や長雨、職人の都合などで建て主には随分とお待たせをしてしまったが、いよいよの竣工である。
無垢の木材、紙や土・石などの馴染みのある材料を駆使して、清々しい空気感の自然素材の家が出来上がったように思う。
辛抱強くお付き合いいただいた建て主をはじめ、職人諸兄に心からお礼を申し上げる。
お世話になりました。ありがとうございました。

造り付け洗面化粧台

造り付け洗面化粧台

仕上

洗面化粧台も人工大理石と桧材で造り付けた。壁はモザイクタイル貼り。
天板はシンクと天板が一体の上に、垂直面に水栓が付いているので取付部に汚れが溜まることも少ない。
前の鏡は3面鏡。鏡を開くと、内部は小物入れになっている。かなりの容量なので重宝していただけると思う。
ほかにも、食器棚・下駄箱なども桧材で製作した。化学物質発散の心配はない。

木製建具

木製建具

仕上

屋内の建具は全て造り付け。材料は紀州産の桧・杉材。
写真は土間から居間に入るところにある建具。桧(柾目)の枠の中に桧(板目)の小幅板を横に建て込んだ。円い窓のある部分は杉の赤身の板。窓部分にはアクリル板を入れた。上部欄間はガラスのはめ殺しとしている。

手洗い鉢

手洗い鉢

仕上

トイレの手洗いは既製品ではなく、美濃焼の手づくりの鉢を用意した。
素焼きのベースに木の葉を手書きしてある。
耳付き(丸み付き)の桧の棚と相まって、感じよく仕上がった。

木製デッキ

木製デッキ

仕上

南向きの掃き出し窓には木製のデッキを取り付けた。
これにより屋内と屋外のつながりが強くなり使い勝手も良くなる。
桧材で造ったので雨や紫外線には強い方だが、やはり10年に一度程度のメンテは必要になる。

足洗い場

足洗い場

仕上

外部の給水箇所は2カ所。一方は立水栓だけだが、一方には足洗いとして排水も備えた。
縁廻りは玄関の段石などにも使った金錆石のピンコロ。
床部分はモルタル金コテ押さえで仕上げる。

外構工事

外構工事

仕上

室内の仕上げ工事と平行して、屋外の外構工事に着手する。
写真は玄関アプローチの様子。右半分がポーチに上がる階段、左半分が敷地に上がるスロープである。
スロープの方はこれで仕上がりであるが、階段の方はこれから段石(金錆石・割り肌)をおいて、各部の塗り仕上げを行う。

棚類の取り付け

棚類の取り付け

仕上

各収納には用途(使い勝手)に応じて棚類を用意する。
用途(使い勝手)は住まい手の暮らしによっていろいろなので、一つ一つの収納について現場で確認しながら進める。
写真の箇所では、枕棚の下に洋服を掛けるステンレスのパイプを取り付けた。

和紙納まり

和紙納まり

仕上

大壁部分の和紙納まりは厚みを意識できるように端部を工夫した。
石や土・紙などの自然素材は、存在感をいかにして際立たせるかが仕上げのポイント。
一つの方法は、厚みを意識させる仕上げとすること。
写真のようにコーナーに丸みを持たせることで壁の厚みは表現できる。

内壁仕上げ

内壁仕上げ

仕上

内壁は基本的に和紙貼りで仕上げた。写真はタタミ間の様子。
壁・天井が和紙、床が縁なし畳(和紙畳)、押し入れの内部は杉板張り。
いずれも湿気の調節ができて、透湿抵抗の少ない材料。
仕上げが単調にならないように、少しの凹凸や木の繊維などが表面に出ているものを選んでいただいた。