今日の現場からdiary

土間でつながる家

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2階天井

2階天井

造作

2階の天井は屋根勾配のままに和紙貼りで仕上げる。下地はプラスターボード。
タルキの間に断熱材を充填する。野地板は杉板なので室内の湿気は妨げられることなく通気層に逃げる。
室内から屋外に向かって、順々に透湿抵抗の低い材料で仕上げておくと、室内の湿気は機械に頼らずとも外部に排出されやすい。

大屋根板金工事

大屋根板金工事

造作

大屋根はガルバリウム鋼板の素板でタテハゼ葺きに仕上げた。
表面塗装をしていない板なので、色の劣化を心配する必要がない。
軒先から棟まで継ぎ目なくひとつながりに施工できるので、雨漏れリスクも少ない。
軽いので地震などにも強い。
壁の通気層を上がってきた空気は屋根面に入り、一番高いところにある棟換気から排出される。

サイディング張り

サイディング張り

造作

建物1階部分の外壁はサイディングを下地に塗り壁風の仕上げとする。
サイディングと各部材の取り合い部で、後にコーキング(防水処理)が必要になるヶ所は1センチほどの間隔を確保して張り上げることが必要。
間隔が広すぎても狭すぎてもコーキング(防水処理)が上手く行かない。

外壁通気工事

外壁通気工事

造作

外壁の通気桟は21ミリ厚。つまり、通気層の厚さが21ミリだということ。
サッシなどの下部は、下から上がってきた空気が行き止まりにならないように左右に逃げ道を作っておくことが大事。

外壁見切り

外壁見切り

造作

外壁は上部が焼き杉板、下部が土壁風仕上げ。
焼き杉板は横張でよろい(下から重ねていく)に張るので、出隅の角で隣と取り合う。そのまま回していくと、四方の壁を協調させて高さを揃えなければならない。品物精度によっては仕事が大変になるので、出隅部分の角で見切り材を付けて壁ごとに区切る。

電気工事

電気工事

造作

雨に対する心配が薄らいだ状況で室内の各工事が始まる。
写真は運び込まれた電設資材。
今後は、電気設備・給排水設備・ガス設備などと共に大工の屋内造作工事も並行して進む。

外壁防水

外壁防水

造作

インシュレーションボードなどで安定した下地を造ると、その上に透湿防水シートを施工する。
ここが防水の要となるヶ所なので、梁などの貫通部分は防水テープを二重施工している。
サッシが入って、外壁の防水シートが施工されると、雨に対する心配はひとまず解消される。

アルミサッシ取付

アルミサッシ取付

造作

アルミサッシの取付が始まる。
紀南地方では取付専門の職人が施工するが、紀北では大工が付けることが多い。
ガラスはもちろんペアであるが、特に遮熱などの特殊なガラスは採用していない。夏に重宝する特殊ガラスは、冬場の本当に有難い日射も遮ってしまうからである。それよりは、低く長い軒を出して、軒先で夏と冬の日射量を調整することの方を優先している。

大屋根防水

大屋根防水

木組

大屋根の防水シートの施工が出来た。これで雨にも一安心である。
この時点では屋根の中に通気層がすでに出来上がっている。
下屋部分(玄関土間の屋根部分)は化粧野地板仕上げであるので、通気層の他に断熱層も出来ている。電気などの配線も仕込み済みである。

壁下地

壁下地

木組

壁下地は必要に応じて使い分ける。2階の灰色のものは板壁下地で、透湿抵抗が低く断熱性を持ち防火性も備える。1階の茶色のものはサイディング下地で透湿抵抗が低く断熱性が高い。1階の赤茶色(写真中央部)のものは前出のふたつの性能の他に、耐力壁としての性能も持つ。
いずれの下地材も適材適所で配置しているが、共通の選択基準は透湿抵抗が低いことである。この部材の透湿抵抗が構造用合板のように高ければ、内部結露のリスクが高くなる。