
竣工Ⅱ

LDKは平面的に大きくなるため、
平面の形状にあわせて屋根を調節し、大きな天井高を確保しました。
小さい部屋に高い天井、大きい部屋に低い天井ではどちらも部屋が窮屈に感じてしまいます。
小さい部屋は天井高を少し控えたり、大きい部屋は天井高を大きめに取ったりすることで、心地よい空間、用途に見合った空間となっていきます。
写真中央に見える造作の収納棚の後ろにシステムキッチンが取り付いています。
LDKは平面的に大きくなるため、
平面の形状にあわせて屋根を調節し、大きな天井高を確保しました。
小さい部屋に高い天井、大きい部屋に低い天井ではどちらも部屋が窮屈に感じてしまいます。
小さい部屋は天井高を少し控えたり、大きい部屋は天井高を大きめに取ったりすることで、心地よい空間、用途に見合った空間となっていきます。
写真中央に見える造作の収納棚の後ろにシステムキッチンが取り付いています。
白浜の平屋が竣工しました。
上棟が1月初旬ということを考えると、非常にスピーディに仕上がりました。
外壁は吹付仕上と焼杉板。
屋根には瓦を採用した、伝統的なスタイルです。
雁行した平面とそれにあわせて掛けた『棟が3箇所ある屋根』が特徴的な建物となりました。
造作家具の現場取付が始まりました。
真壁仕上の場合には、壁との隙間にあらかじめ受けを打ち、
家具が取り付く面を整えます。
写真は玄関の下駄箱。扉の面板は杉の源平(赤身と白身が両方出ている材)。
扉の面板仕上については、建物内部の仕上や建具の仕上を鑑み、現場ごとに検討を行います。
外構工事と平行して、建物内部の仕上げ工事も順調に進んでいます。
現場ではシステムキッチンの組立が行われました。
システムキッチンの施工はすべてメーカー施工となっており、
メーカーが現場にてキッチンを組み立てます。
システムキッチンの前には手元隠しの造作家具を取り付けました。
外部の左官工事が概ね完了しました。
表面の仕上がりも上々です。
建物の外の工事は砂利敷きを残すのみ。
いよいよ完成が近づいてきました。
建物の外周1mほどをコンクリートで仕上げたスペースのことを犬走りと呼びます。
白浜の平屋では建物の外周部をぐるりと犬走りが走っていますので、
左官工事も一苦労です。
アンカーの鉄筋を基礎に打っておき、外周部を型枠で囲ってから、
コンクリートを流し込み、表面を整えていきます。
外部のコンクリート打ちに先立ち、外部水栓廻りの左官工事が行われました。
立水栓の廻りをピンコロ石で囲みます。
その周囲に見えているのはワイヤーメッシュ。
ワイヤーメッシュを施工しておくことで、犬走りや土間コンクリートのヒビ割れを少なくします。
ワイヤーメッシュは出来るだけ中央に施工するよう、注意します。
外構の土間は大きな面積をひとつの面としてしまうと、
下部地盤の具合や、荷重の偏りによって大きなヒビ割れが発生します。
それを防ぐため、土間部分は一定の面積以下に区切るように事前に目地を設けます。
写真は倉庫入口で土間コンクリートとの間に目地を取っている様子。
目地はコンクリートを打設してから入れることが難しいので、
打設前に位置を検討し、事前に施工しておきます。
内部が仕上がってきたところで、各種器具の取付が始まります。
写真はリビングの照明高さを調節しているところ。
照明の取り出し口、中継箇所、窓との関係、照明の種類等を勘案しながら微調整を行います。
リビングは天井に向けたスポットライトと丸い吊り下げの照明で明るさを確保する計画です。
内部の和紙張りもほとんど仕上がってきました。
白浜の平屋の内部仕上げは土佐和紙です。
写真で見ると、平滑に見えますが、実際に近寄って見ると藁などのでこぼこが見えてきます。
少しでこぼこな方が、表面に陰影がでて、手触りも良いので、
内部の仕上を選ぶ際にはつるつるのモノよりも少しでこぼこなモノをおすすめしています。