
外構工事 カーポートの柱を建てる

玄関アプローチ前に屋根のかかる土間を用意した。普段はここにクルマを駐める。
計画時には、建築工事で建物と一体になる屋根を計画していたが、全体に思い印象になりそうだし、工事費も大変なので、アルミのカーポートにした。
まずは柱を立てる。アルミのアプローチ庇に被せて、一体に使用出来るようにする予定。
まだ地盤が低いので、いやに背の高いカーポートに見える。
玄関アプローチ前に屋根のかかる土間を用意した。普段はここにクルマを駐める。
計画時には、建築工事で建物と一体になる屋根を計画していたが、全体に思い印象になりそうだし、工事費も大変なので、アルミのカーポートにした。
まずは柱を立てる。アルミのアプローチ庇に被せて、一体に使用出来るようにする予定。
まだ地盤が低いので、いやに背の高いカーポートに見える。
玄関アプローチに建築工事で屋根を付けると、少し大袈裟で、重たく感じると思ったので、アルミの庇を付けた。
厚さ3ミリのアルミ板を加工して木製のフレームに取り付ける。既製品のアルミ板寸法を考慮して、そつのない形状のものにした。
真っ直ぐなところには塗装の必要がなくとも、曲げたところには目に見えないほどの細かなひび割れが生じているので、全体に焼き付け塗装の仕上げである。
府中の家の熱源はガスである。
コロナ禍前にはオール電化の住宅がもてはやされ、お湯の供給元がエコキュ-トであることが多かったが、昨今は電気代も高く、深夜電力の割引率も悪くなってオール電化のメリットは少なくなっている。何よりも、お肉を焼いて美味しいのはガスのようにも思うので、この住宅ではガスを選んだ。都市ガスが通っている地区であれば良かったのだが、残念なことにプロパンである。
玄関アプローチの段石などは30センチ×60センチ・厚みが7センチもある大きな石を使ったが、テラスの段石にはは10センチ角のピンコロ石を並べた。
種類はアプローチなどと同じ金錆石(黄色味の御影石)。形や大きさは違えども、どちらも硬度の高い御影石なので段石などには向いている。
土間は真砂土モルタル塗り仕上げ。古民家の土間のタタキのような風合いに仕上げる。まだ乾いていないので色も濃く見えるが、充分に乾くともう少し白くなる。
家具類も建具類と同じ様に図面を作って製作した。
材料は龍神産の杉・桧である。内部まで全てを無垢材で造るので、後に科学薬品臭などを感じることはない。また、耐久性も高い。天板はキッチンに合わせてステンレスのバイブレーション仕上げとした。
上部の吊り戸棚との間には45センチほどの空間を取り、ここに電子レンジや炊飯器・コーヒーメーカーなどを置く予定。
紙障子や襖は敷居の専用溝にそのまま建て込むが、他の木製建具には戸車が付いているので、レールが必要になる。
以前は、甲丸レールといって、凸状のレールが一般的で、踏むと痛い事があったが、最近ではVレールを使う。埋め込みのVレールはバリアフリーに段差なく仕上がるので見た目もきれいで踏んでも痛いことはなく、戸のスベりも良い。
木製建具は全て無垢材にて製作した。
作るのは建具屋の工場であるが、一度現場に搬入し、現場寸法に合わせて切り込みを入れて最終の調整をする。
写真は紙障子。紙障子の場合には現場切り込み調整の後、障子紙を貼って仕上げて建て込む。
アプローチの階段は金錆石(黄色味を帯びた御影石)を段石にした。
蹴上げが10センチほど、踏面は50センチほどもあるので、緩い勾配のゆっくりとした使い方が出来るアプローチ階段になったと思う。
金錆石は硬く、階段のように激しく使われるヶ所の使用に適した石である。表面は小さな凸凹がたくさんあるコタタキという仕上げ。
クローゼットには枕棚のみを用意して中段をなくし、その代わりに衣服を吊るためのハンガ-掛け金物を用意した。ステンレス製で3センチほどの太さの品物。
押入と同じ奥行き(80センチほど)のクローゼットでは、衣服を吊っても奥行きが余るため、前後の位置を変え、高さを変えて2段用意した。
こうしておくと、2倍に近い衣服が収納出来る。衣服の下にもスペースが余るので、物が置ける。
便器や洗面器など御衛生器具の取付が始まる。
最近の多くのお家では、便器は大便器が一つ・・・となるところが多いが、府中の家では大・小それぞれの便器を用意した。小便器の下部は、掃除がしやすいように床から浮いた品物。
右隣の隔て壁は杉の厚板を建て込んだもの。トイレ空間としては大・小が一体だが、この壁で一応の区切りを付けている。