今日の現場からdiary

豊中の家

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補強

補強

造作

見込みの大きな建具枠を現場製作する時には後の狂いやゆがみに対する対応が必要。
補強材は鉄のプレートで特注製作した。
これを600ピッチで梁に固定(補強)していく。

木製建具枠

木製建具枠

造作

南側にある木製の引き込み大開口の上下枠(敷居・鴨居)は既製品があるわけではないので、現場製作にて建て込む。
使用する材料は桧の柾目材。ガラス戸・網戸・雨戸が各1枚、それを2セット収納するため300ミリを超える幅(奥行き)になる。
1枚ものでは狂いや割れが怖いので、ふたつの部材をはいで(つなぎ合わせて)造った。

外壁通気 Ⅱ

外壁通気 Ⅱ

造作

外壁通気の場合には、開口部などの通気層を横断して通気(空気の通り道)を阻害する要因に対する対応は大切である。
写真は水廻りの小窓。枠との間に、上がってきた空気の逃げ場となる横の通路を必ず確保する。
当たり前ではあるが、現場では忘れられやすい事柄である。

外壁通気

外壁通気

造作

外断熱の出来たところから外壁の通気工事に入る。
通気桟は21ミリ厚、約450ピッチに施工する。
この時点で外壁の防水処理は終わっていなければならない。
設備などの、防水シートを貫通する配管類には入念な防水処理を施す。

断熱材

断熱材

造作

断熱材は透湿抵抗の低いものを選ぶ。
スタイロや硬質ウレタンを使ったのでは室内の湿気の逃げ場がない。逃げ場がない湿気が壁内に溜まらないように室内側で気密の必要がある。内壁で気密してしまうと室内そのものが湿気るので機械換気の必要がある。24時間給排気の規制はこの悪循環から抜け出るためのものである。
結露計算をしながら、透湿抵抗の低い材料で外壁や断熱層を構成すれば、自然に湿気は通気層に排出され、上記の悪循環の緩和が可能になる。

サッシ枠

サッシ枠

造作

外断熱にすると外壁の厚みが膨らむ。既製品のサッシ枠では到底対応出来ないので、足りない分は別途で木枠を用意して外断熱の厚み分を吸収する。
木枠は機能的にはそのような役割を持つが、意匠的には陰影のある表情と共に木の家らしさを際立たせる役割も果たす。

外断熱

外断熱

造作

外断熱用の横胴縁が付き始める。
胴縁見込み(奥行き)は断熱材の厚みに合わせて40ミリを確保。
この胴縁の間に断熱材を仕込み、透湿防水シートで包み込む。
横胴縁は外壁の通気胴縁や外壁材そのものも支える材料になるのでしかりと止め込む。

造作材加工

造作材加工

造作

屋内では造作材の加工が続く。
造っているのは木製建具の枠。縦が2,500ミリ、横幅が1,800ミリほどもある木製建具が、ガラス戸・網戸・雨戸と並ぶので敷居・鴨居はもちろん上下の枠見込み(奥行き)もそれなりに大きくなる。
材料は桧の柾目材。一枚では難しいので二枚をはぎ合わせて一つの部材とする。

床下配管

床下配管

造作

大工工事の進捗に合わせて給排水設備工事も進む。
写真、灰色の太い管は排水管。水色の細い管は給水管。赤い管は給湯管。
給水・給湯はイニシャルが少し高くてもヘッダ管方式を採用した。
回路ごとの取り替えが利くので後のメンテで有利になる。

通気層

通気層

造作

断熱層(外断熱)のすぐ外側には通気層を設ける。
通気層は断熱層を貫通してきた湿気の逃げ場所であると共に、太陽熱に影響されやすい外壁材のラジエター(冷却装置)の役目も果たす。
写真は外壁と軒裏の取り合い部分。外壁で暖められた空気はこの通気層を通って屋根面に流れ、一番高いところにある通気棟から屋根面の空気と共に排出される。