今日の現場からdiary

府中の家

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コンセント位置決め

コンセント位置決め

造作

電気設備や給排水の各設備の詳細は木構造を上棟した後ぐらいに最終決定する。
しかし、家具配置や使い勝手の変更などでテレビ・電話・コンセントの位置などは後に変更したくなるときがある。
造作工事が進んで、壁を張る前の時期が位置変更や追加などが行える最終の時期。
写真は後から追加してもらったコンセント。追加部分も忘れずに防水・気密の処理を行う。

壁断熱工事

壁断熱工事

造作

これまでに、屋根面と床面の断熱工事はすでに完了している。最後の断熱工事は外壁面である。
壁の断熱材は屋根に入れた品物と同じパーフェクトバリア。厚みが10センチで密度が13kという規格のもの。ポリエステルの断熱材で、半分以上がペットボトルなどのリサイクル材料で出来ている。
衣料などと同じ材料なので人に害がない。害がないのでビニールの袋には入っていない。ビニールの袋に入っていないので透湿抵抗が低く、快適な室内を造るときに大いに役立つ断熱材である。

杉板張り

杉板張り

造作

杉や桐などの木は、内部に多くの空気層を有するので、断熱性が高い上に調湿の性能も高い。だから、断熱性能を要求される部屋や、湿気の気になるヶ所などの使用に向いている。
府中の家では、杉板を押し入れや納戸の内壁仕上げに使用した。さらに、荷物を入れても空間内の空気が動く工夫もこらすので、押し入れや納戸で湿気やカビが気になることはない。

外壁塗装 木部

外壁塗装 木部

造作

外壁の防水工事(コーキング)が出来上がり、塗装工事に入る。
まずは木部の塗装から。使用したのはトーメイの木材保護塗料(2回塗り)。
写真は2回目の塗装であるが、材料がトーメイなので、何回目の塗装なのかの見分けは全くつかない。
木部は当分の間、木地のままの様子を楽しみたいと思っている。

巾木造作

巾木造作

造作

各部屋の巾木は基本的に桧材で高さが6センチ、厚みが4センチほど、巾木上部の溝は壁材を収める溝である。
簡単な工事では、壁張りを先行し、巾木は化粧として壁に後付けされるが、府中の家では本格的に厚みのある巾木を使用し、各部の納まりをしっかりと付けた。
人は、たとえ目には見えないところでも、本物らしさを敏感に感じ取る。そんな方々の鑑賞にも堪える建物にしたいと思う。

天井下地

天井下地

造作

水廻りや納戸などの、あまり高い室内高を必要としない所には天井を付けた。
仕上げは和紙貼り、下地板はプラスターボードである。
仕上げ材も下地材もどちらも調湿作用を持ち、透湿抵抗も低いので、湿気に困りそうな部屋には適した材料である。

鴨居造作 タタミ間廻り

鴨居造作 タタミ間廻り

造作

タタミ間廻りの木製建具は、大黒柱を中心にして2方向に引き込み形式にした。そのため、どちらも壁との干渉が避けられず、柱の中心線を外れたオフセットの納まりとなった。少し複雑な納まりになった代わりに、2方向すべてが開放されるので気持ちよかろうと思う。
大黒柱は壁と敷居・鴨居が収まるように柱2本分の太さである。
複雑な工事や難しい工事は、職人によっては嫌がるものだが、府中の家の大工職を担当する山東建築の各職方は何事もなかったように仕上げていく。
聞くと、既製品などがまだなかった時代から手の込んだ仕事をこなしてきたので少々のことには驚かない・・・のだそうだ。

防水工事 外壁コーキング

防水工事 外壁コーキング

造作

サイディング廻りのコーキングが始まる。
サイディング面は一面の塗り壁風に仕上げたいので、コーキングもあまり面落ち(凹面)にならないように気をつけて行う。
塗装下地になるヶ所と、木部に接するヶ所では色も変える。
紫色のテープはきれいに仕上げるための養生テープ。

鴨居造作

鴨居造作

造作

床板を張る前には、床の敷居造作を先行するが、壁を張る前には、壁廻りの鴨居・枠・額縁などの造作を先に行う。
造作仕事は大工職の腕を問われる仕事で、本領発揮のしどころである。
中村設計の現場では、既製品のドア・枠廻り・収め役物などを使用することはほとんどなく、いちから職人が造って取り付けることになるのでなおさらである。

床養生

床養生

造作

室内のほとんどの床が張り終わった。
仕上がった所からすぐに養生板で覆っていく。出来たてを少しは鑑賞したい気分にもなるが、ほんの小さな砂粒でも、人が踏んでしまえば床板の傷になる。
仕上がり具合は、現場を担当する者の心がけ一つで大きく違いが出る。