今日の現場からdiary

古民家の改修 / 田辺市新庄町

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内部解体工事

内部解体工事

木組

建物内部の本格的な解体撤去が始まりました。
構造的に主要な柱・梁や改修後に必要な部材を残して残りは全て撤去します。
まずは1階の畳などから。

基礎工事Ⅵ

基礎工事Ⅵ

基礎

基礎コンクリートの型枠を外しました。
立ち上がり表面や天端の施工状況はいずれも良好。よい基礎が出来ました。
これから3週間ほどはコンクリートの養生期間です。コンクリート強度が設計強度を上回るのを待ってから、次の工程を進めます。

基礎工事Ⅲ

基礎工事Ⅲ

基礎

基礎の鉄筋も組みあがったことなので、1回目のコンクリート打設です。
今回はフーチング部分を施工しています。天気が不安定だったので雨養生の準備もぬかりなく。
打設中や直後に雨に打たれると、セメントと水の割合が変わったり、セメント分が流出したりするなど、強度に悪影響を及ぼすことがあります。
幸い雨に降られることなく施工を終え、その後もしばらく雨が降らなかったので一安心です。
写真の管は設備配管用の貫通口。床下の配管をこの部分から外部へ出します。
管径が大きいので専用の鉄筋で貫通部分を補強しています。

基礎工事Ⅱ

基礎工事Ⅱ

基礎

基礎の鉄筋が組みあがりました。コンクリート打設の前に配筋検査を行います。
検査項目は多岐にわたり、鉄筋の規格や種類、配筋の間隔、継ぎ手、定着・・・などなどひとつひとつチェックします。
検査結果はいずれも良好。丁寧に組まれた基礎でした。

基礎工事

基礎工事

基礎

基礎工事が始まりました。本来は基礎まで必要としないのですが、水廻りの配管が集中するために目隠しも兼用します。
掘方や捨てコンクリート打設などの土工事を済ませて鉄筋を組んでいます。
鉄筋工事が終わり次第にキチンと施工されているか配筋検査を行います。

現況内部

現況内部

基礎

元あった建具や家具を改修後の建物に使えればよかったのですが・・・今回は泣く泣く撤去することになりました。
現在では視線を遮る物が無くなり、元の間取りがよくわかります。
玄関土間から板間や畳間が田の字型に続く、日本家屋によくある間取りです。
この間取りは田の字部分の主要な構造体が建物全体の力を受けているので、主要な構造体を触らなければ比較的自由に間取りを変更できるのが良い所です。

現況床下

現況床下

基礎

解体により床下が見えるようになりました。
頭を突っ込んで覗いてみたところ、束石に束石を建てて床梁を支えている箇所がちらほら。
一見すると頼りなく見えますが、地震の際にはそれぞれの部材が動くことでエネルギーを分散させて免震の役割を果たしているのでしょうか?
壊れれば直す・・・そんなおおらかなこしらえなのでしょう。

解体工事Ⅱ

解体工事Ⅱ

基礎

減築部分の解体が終わりました。
思っていたよりも随分手際が良かったように感じます。
現在は雨が室内へ入らないように養生をしています。

解体工事

解体工事

基礎

解体工事が始まりました。まずは、減築する部分から。
機械を入れて解体出来るところはそうしますが、大方の所は手作業ですから、通常の解体より少し時間が掛かります。

基礎について

基礎について

計画

現在住宅の基礎は鉄筋コンクリートで造り、木部とはアンカーボルトでしっかりと止め付けなければならない。対して古民家では石の上に柱をのせているのみで固定はしていない。木部は土台長押で固められてはいるが基礎とは一体になっていない訳である。これは現在住宅が地震や台風の力に基礎と建物が一体になって必死に耐える耐震構造を採用しているのに、古民家では地震などの地面からの力を木部に直接伝えない免震構造に近い構造を採用しているからである。年代の違いによる技術的なことも関係していると思うが、多くは自然に対する考え方の違いであろうと思う。どちらが良くてどちらが悪い・・・と言う類いの問題ではない。今回の再生(改修)では古来の考え方を尊重して、柱は石の上に置くだけの形式を引き継ぐことにした。(伸吾)