今日の現場からdiary

古民家の改修 / 田辺市新庄町

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真砂土モルタル塗り仕上げ

真砂土モルタル塗り仕上げ

仕上

勝手口は一般のモルタル金コテ押さえとしましたが、玄関ポーチと居間に付く土間空間の床は真砂土モルタル塗り仕上げです。
白セメントと真砂土を配合して、昔懐かしい土間のタタキのような雰囲気に仕上げています。
土らしさを出すために、仕上げはコテ押さえではなく、あえて木ゴテで荒々しく仕上げてもらいました。
その時に採れている土によって、現場ごとに多少色の違いはありますが、今回はイメージ通りのものになりました。

勝手口

勝手口

仕上

勝手口の外部のタタキはモルタル金コテ押さえとしました。
工事費を抑えて質実剛健に仕上げています。
メリハリのある予算執行は工事費の適正化に欠かせない要素です。

足洗い場

足洗い場

仕上

足洗い場はピンコロ石を積み上げて造りました。
石の材料は玄関などと同じ金錆花崗岩ですが、こちらの仕上げは割り肌です。
一つ一つはあまり寸法がそろっていません。その分手作り感が出て、かえって味わい深いように感じます。

ポーチ段鼻

ポーチ段鼻

仕上

玄関ポーチの段鼻(カツラ石)には金錆花崗岩のこたたき仕上げの板を使用しました。
30センチ×60センチほどで6センチほどの厚みの板です。
玄関戸の敷居などと同じ花崗岩(御影石)ですが、仕上げが違えば随分と雰囲気も変わってきます。
きれいに磨いた石より手加工で叩いたこちらの方が、自然に感じます。

キッチンパネル

キッチンパネル

仕上

台所の周りは油汚れや水撥ねで壁が汚れないよう、汚れに強いキッチンパネルを貼ります。
棚板や窓枠を避けて貼る必要があるので、現場で一枚ずつ加工しながら貼っていきます。

棚板

棚板

仕上

押し入れや物置などの棚板類を取り付けています。
布団など重いものを置く収納には固定のしっかりとした棚を設けます。
そうでない場所には棚板の取り付け高さを調節することで、色々なものを多く置けるように可動棚を採用しています。

珪藻土塗り

珪藻土塗り

仕上

壁の下地塗りが乾いてきたところで仕上げ塗りにかかっています。
今回の壁仕上げは珪藻土塗り。土壁に藁や麻の繊維を混ぜたような仕上がりです。
塗ったばかりは水分を多く含んでいて色が濃く感じますが、乾くにつれてほんのりとした色合いに仕上がっていきます。

外壁焼き杉板

外壁焼き杉板

仕上

外壁の仕上げは上下で張り分けます。
建物下部には表面が炭化するまで焼かれた焼杉板を張りました。表面の炭化した層が紫外線や雨風から木材を守るので見た目よりも耐久性が強い材料です。

木製建具・家具

木製建具・家具

仕上

木製の建具や家具の出来具合を工場まで確認に行ってきました。
もうだいたい出来ていて、細かいところの使い勝手や納まりの最終確認をしました。
この住まいでは、屋内の建具はもちろん、キッチンセットや食器棚・収納棚などの家具が造り付けです。
材料は地元産の桧・杉。見えないところまで無垢の材料で造ります。

木製建具寸法採り

木製建具寸法採り

仕上

古民家の改修ですから、室内建具は一つ一つが木製の造り付けです。
ですが、100年を超える年月は構造体にも当然影響を与え、できる限りの建てり起こし(矯正)はしましたが、所々で真っ直ぐ立っていない柱や曲がった梁などが出てきます。
写真は合板を建具に見立てての開口部の調査です。やはり上と下では寸法が違います。ヶ所に応じて対応を検討し、納まりを付けていくのは大変な作業です。