本・テレビ・映画の話題
HEROES(ヒーローズ)。
ご存じHEROES(ヒーローズ)。何年か前にアメリカで大ヒットしたテレビドラマです。もちろんすでに観てはいますが、今回長男が観はじめたのをきっかけに又観てしまいました。観はじめると、少々のことがあっても最後まで行ってしまうのが私の良い(?)ところ。そしてあらためて感じるのが・・・アメリカ(のドラマは)はなんて浅いんだ!・・・ということ。
登場人物たちは感情の発露も行動も安直、態度も考え方もコロコロと変わる。これは脚本が悪い!設定や枠組みは良いのに・・・もっと観るものを納得させるだけの表現や展開であれば面白かったろうに。特に、主人公の一人であるチアリーダーの小娘には我慢なりません。そりゃあ特殊な体に生まれついたことに不憫は感じますが、それにしてもわがままが過ぎます。全力で守る家族の愛を良いことに、言いたい放題・やりたい放題・・・まさに馬鹿娘!
そんなに文句があるなら観なけりゃ良いのに・・・とお思いでしょうが、そうは思ってもやめられないのが悲しい私の性分。なにはともあれ、長い長いこの物語・・・終われて良かった。
建築の話題
わかやま木の家コンテスト。
10周年を迎えたわかやま木の家コンテストの事務局から、作品紹介の冊子と10周年の記念の盾が贈られてきました。
冊子は参加者に毎年送られてくるのもですが、盾は今回が初めてです。高さが17センチ程・幅が25センチ程・厚さが3センチ程のもの。とっても目込みで色味が良く、年輪を見てみると・・・これは結構な樹齢の相当太い木から作られています。
周年記念ですから、盾はあっても良いようなものですが、それにしても何故突然に・・・和歌山県のホームページを開いてみると、10年間続いていたコンテストの次回の募集告知が今年は出ていません。ということは・・・この褒賞も10年のひと区切りをもっていったん終了(又は中断)となるのでしょうか?事業終了記念の盾なんでしょうか?
木の家づくりに力を入れている私には、わかやま木の家コンテストはとても大事なコンテストでした。10年前の第1回目に最優秀賞(陽だまりの家)を頂いてから、昨年(第9回)の水平線を望む家、今年(第10回)のみどりの斜面に建つ平屋と、合計で3回の最優秀賞を頂く事が出来き、自分たちの仕事がしっかりと地域に役立っていることが確認できたのが大きな収穫です。
誰にとっても、何かの機会に生き方の検証が出来るのはありがたいもの。わかやま木の家コンテストは設計を生業とする私には良い機会でした。同時に、木の家に住みたい・・・と思っている方々には格好の情報提供の場でもあったことだろうと思います。このような顕彰の場がもう一度パワーアップして再登場する日をお待ちしています。
本・テレビ・映画の話題
スターウォーズ Ⅸ。
待ちに待ったスターウォーズの新作「スカイウォーカーの夜明け」が封切りになりましたので観てきました。少しでも大きな画面で良い音響で・・・と思ったのですが、残念ながら時間の関係で思いは叶いませんでした。
最近のVFXがすごいのは言わずもがなではありますが、今回などはとうとう、この世にいないレイアまでを出演させてしまいました。それにしても、40年以上も前に最初のスターウォーズで当時の人に今と変わらぬ驚きを創ってしまったルーカスの先進が光ります。
さて、物語は・・・謎だったレイの秘密がとうとうあかされます。全編を通して緊張感と迫力のみなぎった力作で、息つく間もありません。第2シリーズ(アナキン主演のやつ)にあった、のびのびと独特の世界観に浸らせてくれるような余裕がなくなっていたのは少し残念ではありましたが。
懐かしい顔もそこかしこに見えて、歴史の厚みが映画に深みを与えています。観客はそれぞれの中にあるスターウォーズ物語の最終話を楽しめた事と思います。今回の収穫は、カイロ・レンとフィン。この2年の間にずいぶんと二人が大人びたことで物語に落ち着きと重みが増しました。
内容について触れられないのは残念ですが、詳しくは劇場で。最終の3部作の中では一番の作品だと思います。
その他の話題
葉っぱではない。
このところどうも毎日が暖かい、そんなだからそろそろ年末を迎えようというのに何だかもう一つ雰囲気が盛り上がらない。テレビでは、暖冬でスキー場がオープンできない・・・なんてニュースもちらほら。私はスキーをしないので、あまり関係はありませんが・・・そもそもスキー人口も全盛期の1/3ぐらいにまで減っているのだそうな。温暖化に関係があるのかないのか・・・社会構造が変わってしまったのか・・・今ひとつはっきりしないところ。
それでも、寒い時にはやっぱり12月を意識します。写真は珍しく寒かった日の夕暮れ時。和歌山市内を走っていて信号待ちをしていたときの光景。この時期の葉っぱはさすがに枯れ葉か・・・と思っていたら、木に付いているのは葉っぱではありませんでした。そう、たくさんのスズメたち。
そうそう、こうやって集団になって寒さを逃れています・・・的な風景が寒空にはよく似合う。四季があってこその日本です・・・などと思っていたら家内が、夏場のケヤキ通りでもスズメの大群が見られるよ・・・などと言う・・・もう少し勝手な冬気分に浸っていたかったのに。
その他の話題
過ぎたるはなお・・・。
浄化槽の点検は法律で決められています。私の家の場合は年に3回の定期点検と1回の法定点検があります。今回受けたのは年に1度の法定点検。来てくれた方に聞いてみると、現場ではpH検査(アルカリ濃度)や塩素濃度や透明度などを検査するのだそうです。
そもそも、単独浄化(汚水のみ)だった浄化方式も合併浄化(全ての排水)になり、その上で設置率も随分と高く、点検などもしっかりとするもんだから、高度成長期に極端に悪くなった全国の河川の水質もこの頃では随分と改善しているのだそうです・・・と、ここまでは良いことずくめのお話し。
そんな日本人の潔癖とも言える性分が、最近では行きすぎて、石鹸や洗剤やニオイ消しまで除菌や滅菌やらの効果を持ったものが多数出廻り、生活環境の中で人間と共存してきた細菌などの微生物が激減してしまって、かえってアトピーなどを発症する人が増えているのだそうな。そう言えば、他の国ではその辺に普通に存在(人間と共存)している菌でも、日本人には大敵となる・・・というような記事も読んだことがあります。医療現場でも、抗生物質の使いすぎで、それに耐性を持った菌が猛威を振るっているのだとか・・・何ごとも、過ぎたるはなお及ばざるがごとし・・・我々もそろそろ気を付けなければならないときに来ているようです。
その他の話題
儲けた気分。
最近の家内のマイブームは日曜大工・・・と言っても本格的な大きなものではなくて、身の回りの小物の修理。写真は、ただいま作業中のイスの座面の張り替え道具を用意したところ。簡単な作業に見えても結構な道具や材料が必要になるもの。
先日、座面のスポンジを買いに、とある日曜大工センターに行ったところ・・・どうも様子がおかしい。どうしたのか聞いてみると、あまたの道具が所狭しと並んでいる様子がこらえきれず楽し・・・かったのだそうな。しかも、一般のフロアーではなくてプロ用の道具が並ぶフロアーが特にお気に入りで心地良いのだそうな。こんなところには一日中いても飽きない・・・とのこと。私にはまったく理解できない。そりゃあいろんな道具を見ていると、いろんな可能性が感じられて楽しくはあるが、到底一日中はいられない。
なにはともあれ、好きなものに囲まれているのは気持ちの良いもの。彼女の好きなものがこんなに身近にあって、私としては何だか儲けたような気分であります。いつでも言って下さい。お気の済むまで、どこの日曜大工センターにでも連れて行きます。
建築の話題
又々お勉強です。
又々建築のお勉強会です。今回の講習は「住宅省エネルギー技術講習」。
世界中で叫ばれている省エネルギー(CO2削減)の、建築分野におけるとっても具体的な方法論の解説です。住まい手にとってみても省エネルギー生活を送ることはそれだけ出費(光熱費)が減る・・・ということですから良いことには違いないのですが、どうも方法に偏りが感じられて、諸手を挙げて賛成・・・ということばかりではありませんでした。そうは言っても国の方針なんで、精一杯に対応はしなければならない訳ですが・・・。
我が事務所は・・・と振り返ってみると。大丈夫、その辺のところは10年以上も前から対応済みで、すでに図面にも折り込んでいます。そもそも、(特に住宅分野では)寒い地方の建物に比べて紀伊半島の海岸沿いに暮らす我々の建物はどうも気密・断熱ということに関しては関心が薄く、その部分に対する警鐘としては、今回の講習はとっても有意義・・・とは言えるのですが、もう少し蓄熱・調湿という日本独特の風土にも気を付けたい訳で・・・今後はその辺にも考え至った講習をお願いしたいものです。
その他の話題
やれば出来るもんだ。
田辺の事務所のイスが傷んでいたのが気になっていた家内がとうとう一念発起しました。
先日、私が張り替える・・・と宣言して、日曜大工センターに直行。スポンジと、タッカーを買い求め、買い置きしていた生地を持ち出して作業の開始です。
いかにもぎこちない手つきで解体をはじめると、ドタン・バタン・・・と聞き慣れない音が事務所内に響きます。途中で出ていた私が事務所に戻ったときには座面がすでに張り上がっており、これから背もたれにかかるところ・・・さて首尾は・・・写真のごとくに上々です。彼女はというと・・・精根使い果たした風ではありましたが、嫌なことをさせられた風の顔色ではありませんでした。
そう言えば料理や家事一般の作業をしている時にとどまらず、庭いじりや時には簡単な大工仕事のまねまで・・・何かをしている時の彼女はどうも生き生きとしています。何かを創り出す・・・とか、整える・・・とかいうことがしょうに合うのかも。
いっそ隣に写っているイスもきれいに張り替えてよ・・・といってみると、今回はここまでです・・・と断られました。やはり、初めての作業は大変だったようです。
食べ物の話題
味感 一陣。
本日ご紹介するのは、JR和歌山駅の東口を出て少し北に歩いたところにある「一陣」というお魚中心のお店。控えめな店構えで、初めての私たちには少し見つけにくかった。内装は最近流行の素朴な味わいの民家風の仕上げ・・・この内装嫌いではないです。
早速いくつかの品物を頼みました。カマの塩焼きに、タコブツ、アジの素揚げ、鳥肝とハツの焼き物、カツオのたたき、ゲソの塩焼きなど・・・そして、ご飯。
最初はカツオのたたきから・・・これは美味い。酢の具合がちょうど良い・・・でも次がなかなか出てこない。忘れかかった頃にタコブツ、アジの素揚げ・・・と続いて、最後がゲソの塩焼き。どれもとっても美味い。醤油やお酢の具合が絶妙。たらふく頂いて味にはすっかり満足しましたが、困ったのがテンポ。なんせ、忘れかかった頃に・・・なのだからお酒を飲まない私たちとはリズムが合いません。
帰りに、あまりにお酢が美味しかったので、持ち帰りに販売していませんか?・・・と尋ねてみたところ、それはやってない・・・とのこと、残念!
和歌山で何軒かうかがった中でも一品料理の味は1~2でした。ご興味のある方は尋ねてみてください・・・ただし、お時間のあるときにどうぞ。
クルマの話題
マツダ2。
デミオが初めての車検を迎えましたのでドック入りしました。代車として貸してくれたのが写真のマツダ2・・・最近名前が変わりましたが、正真正銘このクルマはつい先日までデミオとして売られていたクルマです。
前後のライト類の意匠が少し変更されています。たったこれだけの変更で、何だか大人びた表情に変わっていますから、造形デザイナーの腕はたいしたものです。
エンジンは名前が変わる前に1,300ccから1,500ccに換装されていました。おかげで、低速で力なく回転ばかりを上げていたのが改善されたようです。足回りはエンジンが力強くなったのに合わせてバランス取りされたようです。タイヤに大きなショックが入ったときの感覚がバタバタからコリコリに変わっています。ロールも少なくなって、全体に軽快な身のこなしになりました。そのかわり、低速でのとっても気持ち良かったタイヤの転がり感は少し薄くなったかも・・・。
最近ではヤリスもフィットも新しくなり、Bセグメントは乱戦の状態です。設計年度の古いマツダ2にとっては有利とは言えない状況ですが、まだまだ戦闘力が高いのは今回の試乗で確認できました。マツダ2の健闘を祈っています。